福祉用具選定AIアシスタント「SOIN-EST」の進化
介護業界に変革をもたらすAI技術、福祉用具選定AIアシスタント「SOIN-EST(そわん えすと)」が、このたび新たなアップデートを実施しました。今回の改良では、会議の要点や議事録を自動で作成できる機能が追加され、福祉用具専門相談員やケアマネジャーの業務効率化に貢献します。これにより、専門知識をもったプロフェッショナルがより重要な業務に集中できるようになるでしょう。
SOIN-ESTの概要と機能
「SOIN-EST」は、株式会社シーディーアイが提供するサービスで、利用者の身体状態を考慮しながら最適な福祉用具を提案しています。蓄積された豊富なデータをもとに、自立支援に効果的な情報を提供し、利用者の未来の身体状態を予測することが可能です。特に生成系AIを駆使したチャット機能は、多くの利用者から好評を博しています。
新たに加わった議事録作成機能は、会議の録音データを分析し、自動的に要点を整理してくれます。会議中の発言を音声で録音し、そのデータをSOIN-ESTにアップロードすることで、スムーズに議事録の素案を生成することができます。これにより、多忙を極めるケアマネジャーや福祉用具専門相談員は、膨大な手作業から解放され、より迅速かつ効率的に業務を行うことができるのです。
具体的な機能の流れ
1.
録音データの用意:会議の内容をMP3、M4A、MP4、WAV形式で録音。
2.
自動文字起こし:録音した音声データをSOIN-ESTにアップロード。
3.
議事録自動生成:AIが自動的に発言内容を整理し、「サービス担当者会議の要点」や議事録を作成。
4.
手動修正機能:生成された議事録を帳票画面で修正し、最終的にPDF形式で出力可能。
この流れにより、忙しい福祉用具専門相談員は、迅速に質の高い業務を行えるようになっています。
AI技術の今後の展望
CDIは、介護業界におけるAI技術の革新を進め、さらなる機能の拡充にも取り組んでいきます。「介護×AI」のテーマでオープンイノベーションを促進し、業務の質や効率を向上させるための取り組みを続けていくとのことです。これは、今後の介護分野におけるビジョンを描く上で非常に重要なステップと言えるでしょう。
会社概要
株式会社シーディーアイは、2017年に設立され、介護業界におけるAI技術を駆使した自立支援型ケアプランシステムを国内で初めて商用化しました。中立的な立場を維持した上で、業界全体に良い影響を及ぼし、社会的な課題解決に挑戦しています。詳細は公式ウェブサイト(
https://www.cd-inc.co.jp/)で確認できます。