天体観測の新時代を切り開くAXJ赤道儀WL
総合光学機器メーカーの株式会社ビクセンが、2025年6月26日(木)に新たにリリースする「AXJ赤道儀WL」が注目を集めています。この新製品は、天体観測においてフラッグシップモデルであるAXD2に迫る高剛性と高精度を実現しつつ、軽量で使いやすい設計が特徴です。また、無線式コントローラーである「ワイヤレスユニット」が標準装備され、スマートフォンやタブレットを用いた楽な操作が可能になります。
ケーブルレスでの快適な操作
AXJ赤道儀WLの最大の魅力は、その操作性です。従来の有線式コントローラーは不要で、専用アプリ「STAR BOOK Wireless」を使えば、星図の上で見たい天体をタップするだけで自動追尾が始まります。このアプリは、快適かつ直感的な操作ができると好評で、天体観測がより身近なものになります。
優れた追尾精度を実現するV-PECシステム
AXJ赤道儀WLには、究極的なピリオディックモーション補正システム、V-PEC(Vixen - Permanent Periodic Error Correction)が搭載されています。これにより、追尾精度は±4秒角以内となり、ユーザーが手動で補正データを記録する手間も不要です。工場での高度な測定に基づき、赤道儀本体に必要なデータが記録され、常に高精度な追尾が保証されます。
静音化とバックラッシュ低減
赤道儀の動作音や振動を低減するため、AXJ赤道儀WLでは、赤経軸と赤緯軸ともにベルトドライブ方式が採用されています。この新しい設計により、歯車によるバックラッシュをほぼ無くし、穏やかな動作を実現しています。さらに、安心して長時間の観測が可能です。
14個のベアリングでスムーズな動作
この赤道儀は、赤経赤緯軸及びウォーム軸の受けに14個のベアリングを使用しており、滑らかな動作が可能です。これにより、ストレスなく高精度な観測が行えます。搭載可能な重量は22kgと、軽量ボディながらも十分な強度を持っています。
フォーク式極軸固定
AXJ赤道儀WLでは、軽量かつ高強度のフォーク式固定を採用しています。これにより、安定した設置が可能になり、観測中の身体的負担も軽減されます。また、筒受けには豊富な取り付けネジ穴が設けられており、他社製機器の搭載も考慮されています。
機材の設置をスピーディーに
さらに、赤道儀には伸縮式のウェイト軸が装備されており、スピーディーなセッティングが実現可能です。耐蝕性に優れたステンレス素材が使用され、長期間の使用にも安心です。
豊富な付属品
AXJ赤道儀WLには扱いやすい極軸望遠鏡PF-LIIが付属しており、極軸を高精度に設置できます。これは特に南北半球の観測に便利で、わずか1~2分で設置できる手軽さも魅力です。
幅広い三脚対応と保証
AXJ赤道儀WLは、様々な三脚に対応しており、SXG-HAL130などの標準三脚にも簡単に取り付けられます。購入後5年間の保証制度もあり、安心して使用することができます。
まとめ
株式会社ビクセンが提供するAXJ赤道儀WLは、天体観測をより手軽に、かつ高精度に行うための理想的な選択肢です。高剛性と高精度を両立させたこのモデルは、これからの天体観測のスタンダードとなることでしょう。興味のある方は、ぜひ公式ホームページをチェックしてみてください。