ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで学ぶ金融教育ワークショップの成果

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで行われた金融教育と職業体験ワークショップ

2025年11月16日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（以下、USJ）において、第3回目となる「金融教育＆職業体験ワークショップ」が元気な中学生約100名を迎えて開催されました。このイベントは、三井住友カード（以下、SMBC）との連携により実施され、子供たちに金融リテラシーを教え、社会での役立つスキルを体験させることを目的としています。

ワークショップの目的と背景

今回のワークショップは、USJと大阪府との間で結ばれた包括連携協定に基づく社会貢献活動の一環となっています。若者たちは、将来のために必要な金融教育を受け、様々な職業体験を通じて自己理解を深めるチャンスを得ることができました。参加した中学生は、家族から離れて暮らすことが多い児童養護施設の生徒たちであり、彼らが将来の選択肢を広げられるような機会を提供することが意義とされています。

2023年から始まったこのプログラムでは、毎年テーマが設けられ、24年には職業体験に新たに14の職種が追加されました。中学生という新たな対象に向けて、金融に関する知識が重要視される中、特に「お金の価値」や「仕事の選択肢」を学ぶオリジナル講座にて実施されました。

実施内容

第1部：金融教育ワークショップ

ワークショップは第1部が金融教育の時間から始まり、金融リテラシーを funな形式で教えるために、パークのエンターテイナーたちも参加しました。生徒たちは、楽しい雰囲気の中でお金についての知識を学んでいきました。

第2部：職業体験プログラム

第2部では、実際のキッチンやエンターテイメントの現場などで職業体験が行われました。希望する職業体験を選ぶことができ、参加者たちは自らが興味を持つ分野を十分に体験して、リアルな仕事環境の中で活躍する姿を見学しながら学びました。
セクションの例として、調理体験ではシェフの技術を身近に感じたり、エンターテイメントの運営では舞台裏の大変さを理解する時間を持ちました。

第3部：寄付金贈呈式

イベントの最後には、SMBCから児童養護施設への300万円の寄付金の贈呈式も行われました。この寄付金は、将来自立するための支援として活用されることになります。「タッチハッピー」プロジェクトに基づき、USJでのタッチ決済1回ごとに寄付が行われ、この取り組みは大きな意義を持ちます。

参加者の感想

参加した生徒たちからは多くの感想が寄せられました。「お金のことを学べてよかった」「仕事の体験がとても楽しかった」という声が多く、実際に体験することの重要性が再認識されたようです。

今後の展望

今回のワークショップを通じて、教育の重要性や経済的なスキルを身につける機会が設けられたことにより、子供たちの将来への希望が広がりました。USJは今後もこの種の社会貢献活動を通じて、若者たちの未来を支える取り組みを続ける意思を強調しています。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのCSRスローガン「LOVE HAS NO LIMIT」に基づき、すべての子供たちが無限の可能性を持つことを信じ、さらなる社会貢献に取り組んでいくことが期待されます。