さいたま市アクセラレータープログラムが中間ピッチイベントを開催
2023年10月15日、公益財団法人さいたま市産業創造財団による「さいたま市アクセラレータープログラム(SCAP)」の中間ピッチイベントが、まるまるひがしにほん2階 東日本連携センターで開催されました。このイベントは、スタートアップ支援の一環であり、プログラムの前半の成果を発表する場として設けられました。
プロジェクトの概要
「さいたま市アクセラレータープログラム(SCAP)」は、さいたま市におけるスタートアップを対象にした約7か月間の集中支援プログラムです。応募が32件あった中から厳選された5社が選ばれ、2026年2月4日の成果発表会に向けた取り組みを進めています。
イベントの目的
今回の中間ピッチイベントでは、サポーターや地域の支援者たちと採択スタートアップの交流を深めることが主な目的でした。当日は約30名のサポーターが参加し、スタートアップとのネットワーキングが盛んに行われました。
開会の挨拶
主催者の挨拶では、公益財団法人さいたま市産業創造財団の常務理事である会田浩一氏が、さいたま市発のスタートアップの意義について語りました。採択スタートアップには、更なる飛躍を期してエールが贈られました。
基調講演
基調講演には、株式会社コミュニティコムの代表取締役である星野邦敏氏が登壇し、埼玉での企業成長の物語について熱く語りました。彼の経験や挫折を乗り越えたストーリーは、多くの参加者にインスピレーションを与えるものでした。
スタートアップのピッチ
イベントのクライマックスは、採択スタートアップ5社による中間ピッチです。各社が自身の事業内容、目標、プログラム期間中の活動について8分間で発表しました。スタートアップの一部の成果を以下に紹介します:
株式会社Controudit AI
AIガバナンス支援サービスを提供しています。大手企業のAIガバナンス体制構築を支援し、新たな契約も結ぶことに成功しています。
株式会社スカイブリッジ
ドローンを活用し、3次元測量や点検事業に取り組んでいます。業界イベントにも参加し、多くの新規顧客を獲得しています。
Smoke-i-freet
醤油粕を使用した燻製材のアップサイクルビジネスを展開。大阪関西万博などに出展し、製品の市場テストを行っています。
ツナグッド
在宅介護を行う家族へのサポート講座を開催し、地元新聞に取り上げられるなど注目を集めています。
ライフサポートジャパン株式会社
新しい不動産サービス「終身賃貸」の提供に取り組んでおり、セミナーを通じて多くの問い合わせを寄せています。
ネットワーキングの時間
ピッチ終了後は、参加者同士の名刺交換や交流の時間が設けられ、サポーターとスタートアップの間で価値ある情報交換が行われました。
次回の予定と今後の展開
次回のSCAP成果発表会は2026年2月4日に予定されています。今回の中間ピッチイベントは、スタートアップたちが地域の支援システムと連携し、さらなる成長を遂げる機会となりました。リアルな企業成長の道を歩む彼らに、引き続き注目が集まります。