埼玉県の八潮市と富士薬品が包括連携協定を締結したことで、地域の健康づくりや防災対策に貢献する新たな取り組みがスタートします。2025年10月28日、八潮市役所で行われた協定締結式では、市長の大山忍氏と富士薬品の営業部長である伊庭圭之助氏が出席し、今後の協力体制について合意しました。
富士薬品は、医薬品の製造から販売までを手掛ける複合型医薬品企業として、人々の健康意識向上を目的とした活動を展開しています。この連携協定では、特に以下の5項目に焦点を当てて市民の健康をサポートすることが約束されています。
協定の主要な取り組み内容
1.
セルフメディケーションの促進
配置薬販売の営業スタッフは登録販売者の資格を持ち、専門知識を有しています。この資格を活かし、地域住民の健康意識を高める取り組みを行います。
2.
健康情報の発信
配置薬の契約があるお客様のもとへ直接訪問し、必要な健康情報を提供します。訪問時には実際の使用方法や商品の特性についても説明し、より好適な選択を促します。
3.
高齢者の見守りサービス
高齢者への訪問時に、その方の安全を確認し、防犯面でも地域を支えます。地域の高齢者に安心して暮らしていただくための見守り活動を開始します。
4.
防災・災害対策
災害時には避難所に医薬品を無償で提供するほか、平常時から市の施設に配置薬の設置を進めます。これにより、万が一の時でも地域の安全を確保します。
5.
その他の取り組み
上記の項目に留まらず、協定の目的を達成するために必要なサービスや活動を八潮市と共に検討し、それに基づいて行動します。
富士薬品の企業理念
富士薬品は、「とどけ、元気。つづけ、元気。」というスローガンのもと、人々の健康な暮らしを支える使命を持っています。八潮市内で約2000の家庭や企業にサービスを提供しており、その実績を生かして地域に密着した支援を行っていく方針です。以前より、地域自治体との連携を進めることに力を入れており、今回の協定は34例目、埼玉県内では10例目となります。
このように、富士薬品は八潮市と密接に連携し、市民一人ひとりの健康を促進するための具体的な施策を進めていきます。地域の活性化に向け、多様なアプローチを通じて、市民の安心も提供できるよう努めます。
まとめ
富士薬品と八潮市の連携は、未来の地域可能性を広げる重要な一歩です。健康づくりや防災への意識を高めるこの新しい取り組みが、地域全体の活性化に寄与すると期待されています。今後の展開に注目しましょう。
富士薬品については、創業以来93年にわたり、医薬品販売やドラッグストア事業を展開し、全国に1,273店舗を持っています。これらの豊富な経験を通じて、地域住民の生活を支える役割を果たしています。詳細は公式ウェブサイト https://www.fujiyakuhin.co.jp で確認できます。