データベース開発ツール「SI Object Browser」とは
埼玉県さいたま市の株式会社システムインテグレータから、データベース開発ツール「SI Object Browser」に関する特許取得のニュースが届きました。特許番号は7763432号で、生成AI機能に関するもので、これによりデータベース開発における業務効率化がさらに進むと期待されています。
SI Object Browserの概要
「SI Object Browser」は、主要なデータベースであるOracle Database、Microsoft SQL Server、PostgreSQL、MySQLを使用したデータベース管理をグラフィカルに行えるツールです。これにより、システム開発エンジニアを中心に、日本国内で既に21,000社、51万ライセンス以上の導入実績を誇ります。特に、オンプレミスだけでなく、Amazon Web ServicesやMicrosoft Azure、Oracle Cloudなどのクラウド環境でも広く利用されており、利便性の高いプロダクトです。
生成AI機能の特長
今回取得した特許は、「SI Object Browser」に搭載されている生成AI機能に関するもので、以下の4つの主要な機能を含んでいます。
1.
SQLの自動生成
日本語のプロンプトから自動的にSQLを生成します。これにより、専門的なSQLの知識がなくても、必要なデータを簡単に抽出することが可能になります。
2.
SQLの自動修正
簡単な日本語指示により、SQLを手軽に修正できます。データ型の長さを倍増する、例外処理を追加するなどの修正がスムーズに行えるのです。
3.
SQLの構文エラーチェック
入力したSQLに誤りがあった場合、生成AIがその誤りをチェックし、修正後のSQLも提示してくれます。これにより、エラーの少ない迅速な実行が実現します。
4.
SQLの自動整形
SQLの改行やインデントを整えて、見やすくする機能です。複雑なSQL構文でも自動的に整形されるため、視認性が向上します。
これらの機能を活用することで、データベースのシステム開発や運用保守にかかる時間とリソースが大幅に削減できるので、業界内での注目が集まっています。
今後の販売計画と展望
今回の特許技術は、データベース関連の業務の効率化において重要な一歩とされており、システム開発や運用の現場に大きな影響を及ぼすことが期待されています。さらに、2025年6月には全データベースで広く利用できる「コンプリートサブスクリプションライセンス」の導入も予定しており、これにより利用拡大が進む見込みです。文章によると、この分野における売上は、2025年からの3年間で約25億円に達することを見込んでいます。
株式会社システムインテグレータについて
株式会社システムインテグレータは、1995年に設立され、埼玉県さいたま市に本社を置く企業です。主にパッケージソフトウェアやクラウドサービスの開発、AI関連のソリューション提供などを行っています。特にデータベース関連のシステム開発を専門としており、常に市場のニーズに応じた技術革新を追求し続けています。
更なる詳細やお問い合わせは、公式ウェブサイト(
システムインテグレータ)をご覧ください。会社の事業内容や最新情報が掲載されており、興味のある方にもオススメです。
これからも「SI Object Browser」の発展に寄与する新しい技術に注目し、データベース開発の未来を支える企業であり続けることでしょう。