川越の愛の家グループホームが世代間交流イベントを再開
埼玉県川越市にある「愛の家グループホーム川越小ケ谷」では、2025年6月25日に地域の親子と利用者が触れ合うことのできる世代間交流イベントが開催されました。このイベントは、株式会社学研ホールディングスの関連会社であるメディカル・ケア・サービスが運営しており、地域の子育てネットワークである特定非営利活動法人川越子育てネットワークと協力して実施されました。
コロナ禍を経て交流が再開
新型コロナウイルス感染症の影響で、外部からの来訪者を受け入れることが難しかった愛の家グループホーム。約5年ぶりの今回のイベントは、地域の子育て世帯が安心して集まり、交流を深める貴重な機会となりました。川越子育てネットワークが主催する世代間交流事業『たっち』の一環として行われるこのイベントは、特に地域の子どもたちとのふれあいを通じて、認知症のある利用者に癒やしと活力を提供することを目的としています。
イベントの様子と参加者の反応
当日、「愛の家グループホーム川越小ケ谷」には多くの子どもたちとその保護者が集まり、笑い声と活気に溢れる雰囲気が広がりました。利用者たちも始めは少し緊張した様子でしたが、子どもたちの無邪気な姿を見るうちに自然と笑顔がこぼれ、「かわいいね」「いくつなの?」と会話を楽しむ姿が見られました。このような触れ合いは、利用者の心に大きなプラスの変化をもたらしました。
新たな意欲が芽生える瞬間
イベント後、多くの利用者からは「健康でいるために、もっと頑張らなければ」という前向きな意見が聞かれ、日々の生活への意欲が高まっている様子が伺えました。子どもたちの持つエネルギーが、高齢者の心身の活性化に寄与する貴重な機会になったのです。
宮島ホーム長の感謝の言葉
愛の家グループホームのホーム長・宮島氏も、「この度、川越子育てネットワークの協力により地域の皆様と心温まるひとときを過ごしました。この交流を日常的に継続していくことが、私たちの目指すQOL(生活の質)の向上につながると信じています」と述べました。今後も、様々なイベントを通して地域とのつながりを深め、子育て世帯との差別化を図りながら楽しい時間を提供していく方針です。
川越子育てネットワークの役割
川越子育てネットワークは「ひとりの子育てからみんなの子育てへ」をスローガンに、地域の親と子のコミュニティを支え合う活動を行っています。子育てサロンや世代間交流事業を通じて、様々な世代が互いに助け合いながら、笑顔あふれる環境を築いています。
川越の愛の家グループホームが提供するこのようなイベントは、地域に暮らす人々にとって非常に重要となることでしょう。これからも、地域の方たちとの交流を重視し、より施策を充実させていくことが期待されます。