岡山大学の3D研修
2025-08-31 14:35:20

岡山大学が中学校教員向けに3Dプリンタ研修を実施

岡山大学が、中学校教員向けに3Dプリンタ研修を開催



2025年8月1日、岡山大学津島キャンパスの工学部において、岡山県教育委員会が主催する「令和7年度中学校技術家庭科研修講座(技術)」が行われました。この研修は、特に中学校や特別支援学校の教職員を対象に、教育現場における技術指導力を向上させることを目的としています。

研修の目的と内容



研修の主な目的は、中学校技術において求められる資質能力を育成し、教員の指導力を高めることです。岡山大学の総合技術部から、堀格郎課長や尾﨑亮太技術専門職員、藤本幸輝技術主任、安信香苗技術専門職員が講師として参加しました。参加者は研修を通じて、最新の技術教育のあり方を学びました。

午前中のセッションでは、3Dプリンタの基本的な仕組みや管理上の注意点についての説明が行われました。特に、Autodesk社のTinkerCADを用いた3Dモデリング実習では、参加者が新しいソフトに挑戦しながらも、熱心に取り組む姿が見られました。実際の3Dプリンタを用いた出力の見学も行い、参加者からは多くの質問が寄せられ、有意義な時間となりました。

午後のセッションでは、里庄町立里庄中学校の守本俊之教諭が3Dプリンタの活用事例を紹介し、参加者同士のグループワークも行われました。ここでの意見交換が、今後の技術教育の促進に向けた大きな一歩となることでしょう。

教員からの反響



研修を実施した岡山県総合教育センター企画部の大守徹指導主事は、3Dプリンタの導入が進んでいない現状を指摘し、「現場の教員が教材を整備し、授業に踏み出すためのヒントを得られたのではないか」とコメントしました。また、安信技術専門職員は、今の時代背景に合わせた技術教育のニーズが高まっていることを強調し、参加者が多くの実りを得ることを願っていました。

岡山大学の取り組み



岡山大学の総合技術部長である佐藤法仁副理事は、技術家庭科は急速に変化するテクノロジーの影響を受けているとし、今後も教職員向けに多様な研修を提案していくことを約束しました。また、技術職員のスキルアップとノウハウの社会還元が重要であると訴えています。

このように岡山大学は、地域に根ざした教育の充実を目指し、様々な研修や活動を通じて支援を続けています。今後の展開が期待される岡山大学とその活動に、注目が集まっています。


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