ロッテ狭山工場がグミ生産体制を強化、2025年5月から新設備稼働

ロッテ狭山工場がグミ生産に新設備を導入

株式会社ロッテ（東京都新宿区）が行った最新の投資計画が発表されました。このたび、埼玉県狭山市にあるロッテ狭山工場において、新しいグミ製造設備を導入し、2025年5月からの生産開始が予定されています。この施策は、近年のグミ市場の成長と需要拡大にしっかりと応えるためのものです。

グミ市場の拡大

チューインガムと並び、グミは今や噛むことの楽しみや味わいを提供する定番のスナックとして認識されています。市場のトレンドに従い、消費者は噛むことに対する新たな体験を求めています。ロッテは、それに応えるべく、より多様な商品ラインナップを展開する目標を掲げています。

新規設備の導入と生産強化

ロッテ狭山工場に導入される新たな製造設備は、約30億円の投資を経て実現されるものです。これにより、グミだけでなく、チューインガムの持つ特性も活かした製品開発が進むでしょう。ロッテは、豊富な経験に基づき、噛むことから得られる楽しさや価値を消費者に提案していく意向を示しています。

狭山工場の概要と歴史

ロッテ狭山工場は、1969年にキャンディ工場としてスタートし、1976年にはビスケット専用の工場、1990年には糖衣ガム主体の工場が立ち上がりました。現在、工場ではキシリトールガム、のど飴、チョコパイ、そしてコアラのマーチといった人気商品が生産されています。

工場の所在地は埼玉県狭山市新狭山1-2-1で、周囲には川越、狭山工業団地があり、国道16号線にも面しています。従業員数は約800人で、総敷地面積は約85,000㎡に及びます。また、FSSC22000やISO14001などの国際認証規格も取得しています。

期待される今後の展望

新設備稼働によって、ロッテ狭山工場ではさらなる製品の多様性や高品質な生産が期待されます。チューインガムとグミの誕生から築かれたノウハウが融合し、消費者にとって新しい「噛む楽しさ」を提供することが見込まれています。これにより、グミの需要をしっかりと捉え、競争力を高めていく戦略が実行され期待されています。

これからのロッテ狭山工場の動向に、ぜひ注目してください。また、新たに生まれる商品の数々が、どのように私たちの日常に彩りを加えるのか楽しみですね。