埼玉県が開設した「介護のみらいサポートセンター」
埼玉県の高齢者人口の急増に対応するため、介護現場の人材不足が深刻な問題となっています。そこで、埼玉県社会福祉協議会内に設置された「介護のみらいサポートセンター」が重要な役割を果たすことになりました。このセンターは、外国人介護人材の確保と介護現場の生産性向上を目指して設立されたワンストップの支援窓口です。
相談窓口の概要
「介護のみらいサポートセンター」は、埼玉県さいたま市浦和区に位置しており、電話やホームページを通じて相談を受け付けています。こちらのセンターでは、外国人の介護人材を採用したいという介護事業所に対して、トータルサポートを提供しています。特に、介護雇用に不安を持つ事業所に向けて、専門の相談員がオンライント対面の両方で支援を行います。6月17日からサービスを開始しており、すぐにでも相談が可能です。
外国人介護人材採用に関する支援
センターでは、外国人介護人材の採用に関する様々な支援を行っています。具体的には、採用未経験の事業所を対象にした外国人雇用推進セミナーや地域巡回セミナーが開催される他、外国人介護人材を紹介する登録支援機関の調査や分析も行います。これにより、事業所が安心して外国人スタッフを迎え入れられる環境を整えます。
生産性向上に向けた支援
さらに、介護現場の生産性向上を進めるための支援も行っています。介護ロボットやICT機器などの介護テクノロジーの導入に向けた相談も受け付けており、導入による業務改善や効率化を図ることが可能です。これに関連した研修会も各種開催されており、介護機器やICTツールの正しい使い方、さらには生産性向上の基礎知識を習得することができます。
事業所には、業務改善の方法について助言するコンサルタントの派遣サービスも用意されています。これにより、介護事業所が自らのニーズに合わせた解決策を見出す手助けがなされます。
お問い合わせ先
「介護のみらいサポートセンター」に関する詳細な情報や支援内容については、直接お問い合わせが可能です。福祉部高齢者福祉課の介護人材担当へ、電話048-830-3232または048-830-3254、あるいはメール(
[email protected]、
[email protected])でご連絡ください。
この新たな取り組みは、埼玉県の介護現場に新しい風を吹き込むことが期待されており、高齢者福祉の向上にも大きな影響を与えることでしょう。