瀬戸内地域の起業家と共に未来を築く
2025年10月20日、岡山大学の事務職員や法人発ベンチャーが集まる「瀬戸内と大交流会」が岡山市のももたろう・スタートアップカフェ(ももスタ)で行われました。このイベントには、瀬戸内エリアの起業家や投資家、金融機関、大学、支援機関などから約100人が参加し、スタートアップのエコシステム形成を目指す貴重な機会となりました。
今回の交流会は、中四国のスタートアップネットワーク「中四国STARTUP RUNWAY」、岡山大学インキュベータ、岡山イノベーションベース、ももスタ、および独立行政法人中小企業基盤整備機構の共催により実現しました。
多様な参加者が集う交流の場
イベントの内容は多岐にわたり、銀行による注目スタートアップの事例紹介が行われたり、各インキュベーション施設の取り組みが報告されました。また、参加した起業家によるピッチセッションが開催され、成果や展望を直接聞くことができました。
さらに、イベント後には参加者同士の交流会もあり、活発な意見交換が繰り広げられました。さまざまな領域から集まった参加者は、企業の枠を超えた協働の可能性について意見をブレインストーミングし、地域における新たなビジネスチャンスの創出を模索しました。
岡山大学の取り組みを紹介
岡山大学からは、吉田昌彦専門員が登壇し、共創イノベーションラボ「KIBINOVE」やものづくり拠点「おかやまテックガレージ」の取り組みを発表しました。特にKIBINOVEでは、産学官のパートナーシップを通じて新しいアイデアの創出を推進しています。
また、岡山大学発の無花果株式会社の代表取締役、中藤寛人氏は、「教育100年プロジェクト」を通じた社会変革の試みについて述べます。このプロジェクトは、地域から次世代の学びのスタイルを創出することを目指しており、聴衆の関心を惹きつけました。
さらに、株式会社ビルベイスの赤木孝臣プロダクトマネージャーも登壇し、建設業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進への挑戦について紹介しました。彼のプレゼンテーションは、技術革新の重要性を再認識させるものでした。
産学官金の連携を強化
このように、岡山大学では地域のスタートアップエコシステムを構築するための取り組みが活発に行われています。産学官金の連携を進め、地域に根ざしたビジネスの発展を支援していく姿勢が伺えます。今後もこのようなイベントを通じて、岡山大学は次世代のリーダーや起業家の育成に貢献し、地域経済の発展に寄与することが期待されています。岡山大学の今後の取り組みにも注目が集まります。