岡山大学医療系学部合同授業の開催
国立大学法人岡山大学では、2025年9月19日に医療系学部の医学部、歯学部、そして薬学部が共同で「チーム医療実践(行動科学Ⅳ)」という多職種連携授業を実施しました。この授業は、3年生から6年生を対象にした集中講義形式で、合計286名の学生が参加しました。
参加学生と授業の内容
参加した学生は、医学部医学科から113名、保健学科から65名(看護学専攻)、8名(放射線技術科学専攻)、35名(検査技術科学専攻)、歯学部歯学科から48名、薬学部薬学科から17名と多岐にわたります。この多職種連携授業のテーマは、肺癌患者の初診から入院、化学療法、さらには術後の退院支援までに関する症例でした。学生たちは49のチームに分かれ、各職種の役割を考慮しながら、グループワークに挑戦しました。
問題点の整理と意見交換
授業は、各チームが与えられたシナリオに基づいて実施され、現場で直面する問題点を整理することから始まりました。医師、歯科医師、看護師、検査技師、薬剤師それぞれの視点から活発なディスカッションを行い、自身の専門性を生かしつつ、他職種との連携の重要性について考察しました。これは、異なる専門分野が協力して患者ケアに取り組むための大変重要なプロセスです。
学生の声
授業に参加した学生から寄せられた感想には、他学部の学生と共に治療方針を考えることで、さまざまな視点から患者への配慮や重要性について深く理解できたという意見がありました。この経験は、チーム医療の重要性を実感し、意識を高める貴重な機会となったと多くの学生が語っています。
今後の展望
岡山大学は、地域に根ざした特色ある研究大学として、このような取り組みを今後も継続し、医療分野における教育の重要性を追究していくことに期待が寄せられています。また、学生たちが実際の医療現場でどのように活躍していくのか、その成長を見守ることが重要です。
このような取り組みを通じて、地域社会に貢献できる人材の輩出が期待されます。岡山大学の活動について、引き続き注目していきたいと思います。