環境にやさしい輸送を実現する新たなトラック
埼玉県川越市に本社を置くヤマト モビリティ&Mfg.株式会社は、2025年11月に東京ビッグサイトで開催される「Japan Mobility Show 2025」に出展することを発表しました。このショーは、最新のモビリティ技術やサービスが一堂に集結する場であり、ヤマトはその中で新たなEVコンバージョントラックを披露します。
EVコンバージョントラックとは
ヤマトが展示するEVコンバージョントラックは、既に販売を開始している1.5トン仕様に加え、今回新たに2トン仕様も発表されます。このトラックは、既存のディーゼルトラックを電動化することで、走行時のCO2排出をゼロにします。具体的には、元のエンジンやミッションを取り外し、電動モーターやバッテリーを搭載することで実現されています。
展示コンセプト
「地球にやさしい輸送の未来づくり」というテーマのもと、ヤマトは環境と経済の両立という課題に取り組んでいます。温室効果ガスの削減と収益性の確保に焦点を当てたこのプロジェクトは、具体的な革新を追求しています。
展示の概要
- - 会期: 2025年10月30日(木)から11月9日(日)まで
- - プレスデー: 10月29日(水)8:00〜18:00、30日(木)8:00〜13:00
- - 会場: 東京ビッグサイト、E7106(東新展示棟1階)
EVトラックの特長
1.
導入コストの抑制: 新車のEVトラックを購入するのではなく、既存の車両を再利用するため、大幅に初期投資を削減。
2.
短期間での導入: 既存のディーゼルトラックを改造してEV化するため、短い納期での実現が可能です。
3.
運用経費の削減: 電気で動くため、燃料費が大幅に削減されます。
4.
安心の品質保証: EV部分には、EV新車と同等の5年または10万kmの保証が付帯しています。
ヤマト モビリティ&Mfg.について
1937年に創業したヤマト・インダストリーを通じて、同社は樹脂成形および物流機器の分野で成長を続けてきました。2023年4月にはEV事業に進出し、その後コーポレートロゴを「ヤマト モビリティ&Mfg.」へとリニューアルしました。環境に優しい輸送システムを目指し、次世代モビリティの分野に積極的に取り組んでいます。
結論
Japan Mobility Show 2025でのヤマトの出展は、持続可能な未来に向けた重要な一歩となります。現在の物流業界が直面する課題に対し、まさに新たな選択肢を提供するこの取り組みは、他の企業にとっても刺激となることでしょう。ヤマトの寒稽古は、地球に優しい輸送の実現を目指し、現場から一層の加速を目指しています。