親との終活に関する意識調査結果を解説!
株式会社エス・エム・エスが2025年10月に行った「親の終活に関する意識調査」の結果が明らかになりました。この調査は、60歳以上の親を持つ男女1,033人を対象に実施され、年末年始の帰省シーズンに併せたものです。調査結果から、葬儀や介護に対する意識の変化や、親とのコミュニケーションに関する新たな知見が得られました。
調査結果のハイライト
1.
親とのコミュニケーションの変化
同居している親との会話頻度はほぼ変わらないものの、別居している場合は2.7%の減少が見られました。これは、日常的な連絡の頻度が低下していることを示しています。
2.
終活に関する会話の増加
親との終活について「十分に話せている」と回答した人の割合が0.5%増加し、4年連続で増加傾向にあります。
3.
話し合わない理由
「切り出しにくい、話しにくい」という理由が41.0%で最も多く、依然として話し合いを妨げる要因となっています。
4.
話し合うきっかけ
最近では、ニュースやメディアを通じて終活に関する話題に触れることがきっかけとなっている人が増えており、35.3%がこの理由を挙げています。
5.
生前に話しておきたいこと
親と話したいことのトップは「葬儀」で35.1%を占めており、過去の調査から順位が逆転しました。介護の希望に関する意識は減少している傾向にあります。
お金周りの情報を重視
最低限親にやっておいてほしい終活については、「相続財産/借金/保険」が27.4%、次いで「葬儀」が25.7%という結果でした。物価高や財政的な不安が影響していることが考えられます。
親が既に済ませている終活
親が現在済ませている終活の第一位は「墓、納骨先の手配」で19.4%でした。親が過去に準備をしている場合も多く、これから進めていく終活の第一位は「身辺整理」で22.1%という結果が出ました。
情報収集の変化
喪主経験者によると、葬儀にあたっての情報収集方法は「インターネット」と「家族・親族からの情報」が同位置であり、48.1%を占めています。これは、葬儀社選びや事前準備において、家族に相談することが難しいという認識が強まっていると示唆しています。
終活の際に気を付けたいポイント
喪主が葬儀社を選ぶ際に重視するのは「金額」が31.3%で最も多く、次いで「距離」と「金額の明瞭さ」が続きました。知名度よりも現実的な要因を重視していることが分かります。
また、事前に知りたい情報として挙げられたのは「葬儀費用の相場」が25.8%で、費用に関する情報が特に求められています。
親の終活を見つめ返す
この調査を受けて、親の終活を考えながらも自分自身の終活についても意識が高まっている世代が増加しています。親の終活に関する関心が高まることで、自らの終活への取り組みも促進されていることが示されました。
まとめ
今回の調査結果からは、親との終活に関する会話が増えつつある一方で、コミュニケーションの頻度が減少していることも浮き彫りになりました。また、経済的な視点から見た終活の重視や、情報収集方法の変化も顕著で、今後の終活意識にも影響を与える要因となるでしょう。親に対する終活への関心は、自己の終活にも自然とつながるということが改めて感じられます。