がん治療研究拠点
2025-08-17 17:13:19

岡山大学が難治・希少がん治療の研究拠点を設立へ

岡山大学が目指す難治・希少がん治療の革新



国立大学法人岡山大学は、難治・希少がんへの対策を強化するため、次世代研究院の一環として「難治・希少がんに対する再生・細胞医療・遺伝子治療拠点」の設立を発表しました。この新たな拠点は、2025年7月に行われる次世代研究院運営協議会において正式に指定されます。

拠点設立の背景と目標



岡山大学の長期ビジョンでは、「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」を掲げています。このビジョン実現に向け、大学の研究力を強化し、新たなイノベーションを促進するために、広範な研究活動が展開されています。2023年9月には高等先鋭研究院が設立され、様々な分野での研究が進められています。

今回は、その一環として、岡山大学の強みである再生・細胞医療・遺伝子治療の分野にフォーカスした拠点が設定され、岡山大学病院と共同で臨床・基礎医学の橋渡しを行う研究チームが形成されます。これにより、難治・希少がんの治療法の開発が期待されています。

研究の独自性と国際的連携



本拠点は、国内外の研究機関と共同研究を進めており、ハーバード大学など国際的な研究機関との連携もあります。具体的には、消化器がんに関するテロメライシンを用いた国際試験や、骨軟部腫瘍についての共同試験が行われています。これらの取り組みを通じて、特定のがん種に依存しない画期的な治療戦略の開発を目指しています。

拠点代表のコメント



田中將太教授は、「この拠点が指定されたことを大変光栄に思います。岡山大学の脳腫瘍研究の成果を基に、革新的な治療製剤を開発し、難治・希少がんに苦しむ患者に希望を与えたい」と語っています。彼は、次世代の若手研究者の育成にも力を入れ、岡山大学を国際的に認知される治療拠点へと育て上げる意欲を示しました。

期待される医療革新



岡山大学は、2023年12月に文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択され、地域の中核大学としての役割も果たすことに注力しています。研究開発拠点の構築だけでなく、地元高校・大学との連携、国際的な共同研究を通じて、さらなる研究の質を向上させていきます。

まとめ


岡山大学の新たな研究拠点は、世界のがん治療の最前線をリードする重要な役割を果たすことが期待されています。難治がんに立ち向かうための革新的な研究は、患者にとって明るい未来をつくる基盤となるでしょう。岡山大学の今後の動向に目が離せません。


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