鉄道博物館が特別収蔵資料展を開催!
埼玉県の羽生市に位置する「鉄道博物館」で、特別収蔵資料展が今秋開催されます。この展示は、収蔵している67万点以上の資料の中から、普段は見ることのできない貴重な品々を中心に、専門スタッフが選び抜いた内容となっています。展示は2025年10月11日(土)から11月24日(月・振休)までの期間にわたり、本館2階のスペシャルギャラリー1で行われます。
多彩な展示ブースの魅力
今回の展示では、鉄道に関連する資料だけでなく、鉄道とは異なるジャンルの情報も取り入れた8つの独立したテーマで構成されています。例えば、航空機に関する資料や、鉄道開業200年の記念に関連した展示なども用意されています。各ブースには、担当した学芸部のメンバーの独自の視点や思いが込められており、来館者に新たな発見や感動を提供することでしょう。
特に注目の資料
- - 全日空の機長制帽や、エールフランスのボーイング707の模型、パンフレットなどが展示され、航空と鉄道の交差点での歴史が感じられます。これらの品々は、時代を超えた交通の進化を示す貴重な資料です。
- - 鉄道開業200年に関する展示として、世界初の公共鉄道に関わったジョージ・スチーブンソンにフォーカスした資料も盛りだくさん。彼は蒸気機関車の実用化に寄与し、鉄道の基盤を築いた功労者です。
展示の中には、スチーブンソンの自筆の書簡や、1825年に製作された
ロコモーション号の模型も含まれ、来館者は彼の業績に触れることができます。特に注目すべきは、スチーブンソンによる予定線路図や、彼がトンネル設計に関するアドバイスを行ったことを示す書簡です。これらは鉄道技術の進歩を理解する上で、非常に価値ある資料となっています。
連携展示とデジタル体験
さらに、展示期間中には、鉄道文化ギャラリーにおいて「なつかしのポスター」デジタルコレクションの公開も行われます。これは、鉄道に関わる様々なポスターがデジタル化され、誰でも閲覧できる形で提供されます。
また、当館学芸部メンバーによって「推し車両模型」の特別展示も行われ、普段見ることのできない模型がジオラマに並びます。このように、訪れることで多くの新しい体験ができる特別な企画です。
入館について
鉄道博物館の入館は、一般1500円、小中高生500円、幼児200円の料金が必要ですが、入場は無料で収蔵資料展を楽しむことができます。事前にオンラインで入館券を購入すると、スムーズに入場できます。なお、特別展示を含む全体の内容は、予告なく変更される可能性があるため、最新情報をチェックすることをおすすめします。
この秋、埼玉の鉄道博物館を訪れて、多彩な収蔵品とその背景を通じて鉄道の新たな魅力を発見してみてはいかがでしょうか。家族や友人と共に、特別な時間を過ごしに来てください!