ファミリーマートが北陸地区の物流改革で環境への配慮を強化

ファミリーマートの最新物流改革

株式会社ファミリーマートは、2025年9月16日（火）から北陸地区における物流システムを変更し、配送体制を1日3便から2便に切り替えることを発表しました。この取り組みは、主におむすびや弁当など約800品目を対象に行われ、効率化を図ることで、CO2排出量や食品ロスの削減を目指しています。

環境への配慮と店舗運営の最適化

昨今、物流業界ではドライバー確保の難しさや燃料費の高騰、さらに中食製造工場での人件費や原材料費の上昇が大きな課題となっています。ファミリーマートは、これらの課題を克服するためサプライチェーンの効率化を進め、コストの抑制を実現。より価値のある商品を安定的に供給し、加盟店の利益向上にも寄与する狙いがあります。

定温便の新体制

新たに導入される定温便では、北陸地区の約550店舗に対し、おむすびや寿司、弁当、パン、惣菜、デザートなどが供給されます。従来の3便制から2便制に変更することで、年間にして約150万kmの走行距離が削減され、CO2排出量も約3割の減少が期待されています。これにより、顧客にとっても少しでも環境にやさしい選択を提供することが可能となります。

加盟店へのサポート体制

効率的な物流体制を支えるため、ファミリーマートは専用の発注支援ツールを導入し、店舗ごとの販売ピークに応じた適切な発注をサポートします。また、スーパーバイザーによる適切な指導を通じて、スムーズな移行が実現されるよう取り組みます。

新たに登場する冷凍弁当

2025年9月16日から、長期保存が可能な冷凍弁当も販売開始されます。この冷凍弁当は、製造工場で作られた後に急速冷凍され、注文を受けてから温めて提供されるため、まるで出来立ての味を楽しむことができます。以下、販売される冷凍弁当の一部をご紹介します。

- こだわりデミグラスソースのデミオムライス (価格: 462円)

- 多様な風味を感じられるデミグラスソースを使用したオムライス。

- トマトの旨味あふれるナポリタン＆海老ピラフ風 (価格: 554円)

- 食材の旨みがふんだんに使われたプレートです。

- 旨味たっぷり炒飯＆唐揚げ (価格: 510円)

- ポークエキスを用いた炒飯と風味豊かな唐揚げのお弁当。

ファミリーマートの目指す未来

ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」という理念のもと、持続可能なサプライチェーンの構築を進めています。お客さまや加盟店、取引先、そして地域社会にとってより良い未来を築くための努力を継続していく姿勢を表明しています。これからも、手に取りやすい、品質の高い商品提供を目指して、環境保護への取り組みを強化していく所存です。