岡山大のプログラミング講座
2025-08-12 01:41:25

岡山大学が開発した新教材で高校生にプログラミング教育を実施

岡山大学がもたらす新しい学びの形



2025年7月22日、岡山県立岡山芳泉高等学校にて、岡山大学の学生による教育支援団体 iMSが主導した「植物系DXセンシング講座」が開催され、理系・文系を問わず12名の生徒が参加しました。この講座の目的は、学生が自身で開発した教材を通じて、高校生にプログラミングスキルとデータ解析の楽しさを伝えることです。

Tech Treeを活用した実践的なプログラミング学習



参加者は、iMSが開発した教育用教材“Tech Tree”と、プログラミング用のマイコンmicro:bitを使い、実際のプログラミング作業に取り組みました。Tech Treeには植物育成に必要な光度や高さを測定するセンサーが組み込まれており、生徒たちはセンサーの配線や測定プログラムの作成を通じて、データの収集から解析までの一連の流れを学びました。

この講座ではさらに、デモデータを使ったデータ解析に挑戦し、植物の成長に影響を与える様々な要因を分析。グラフを用いて要因間の関係を視覚的に示すことで、より深い理解を促しました。特に移動平均の考え方を学ぶことで、生徒たちはデータの正しい読み方や解析の重要性を認識できたようです。

学生指導者からのメッセージ



参加した高校生からは、「学校での植物観察に役立てたい」との声や、「スクリーンの前でのプログラミングだけでなく、実際に動く教材を通じて学ぶのはとても面白かった」といった反応が寄せられました。この講座では、指導者としてかつて芳泉高校の卒業生であるiMSメンバーが参加し、新たな形で高校生との交流が生まれ、大学での学びを還元する貴重な経験として彼ら自身も深く感動した様子です。「大学での学びを活かせることに感動した。在校生との対話を通じて、自身の学びの振り返りもでき、専門知識を活かせたことが大きな喜びです」と、指導にあたった一人が語っています。

Regional Collaboration and Future Prospects



この講座は、文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」の一環であり、地域高校におけるデジタル技術の活用を進めるために設立されたものです。今後も岡山大学は、教員や生徒のニーズを的確に捉え、DXハイスクール支援を通じて地域の教育の質向上に努め、未来を担う人材の育成に貢献していく方針です。

岡山大学が手掛けるこのような取り組みが、地域にどのような影響を与えるのか、今後が非常に楽しみです。


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