松本興産が埼玉PX大賞を受賞!
埼玉県秩父郡小鹿野町に本社を置く松本興産株式会社が、先日開催された「第2回埼玉PX大賞」において、奨励賞を受賞しました。自動車部品の精密加工を行う同社が、この賞を手にした背景には、社員一人ひとりに寄り添った改革の成果があると言います。
表彰式の感動的な光景
11月27日、埼玉県知事公館にて行われた表彰式には、松本興産で育休を取得した社員とそのお子さんも参加しました。壇上に登る社員は、0歳の赤ちゃんを抱え、温かい拍手に迎えられました。このような光景は、「人を真ん中に置く経営」を実践する同社の姿勢を象徴しています。
松本興産が評価された理由
今回の受賞に繋がった理由は主に3つにまとめられます。まず一つ目は、社員の声を反映した優しいDX(デジタルトランスフォーメーション)です。社員の負担を軽減したいとの想いから始まったこの取り組みは、業務改善アプリを通じて90本以上の開発が進められ、年間4,190万円の経費削減が達成されました。このように、DXが目的ではなく、社員のサポートのための手段であるという姿勢は、他企業の模範とされています。
次に、育休の考え方です。松本興産では育休を「特別な休み」とは捉えず、社員が大切な節目を皆で支え合う時間と位置づけています。業務標準化による誰もが休みやすい体制が整備され、社員の働く環境が改善されています。
最後に、「社員が未来を創る」という文化が根付いています。松本興産は、制度以上に社員の成長や挑戦を重視し、そのための安心できる環境を整えています。表彰式後に埼玉県知事との懇談会で紹介された「風船会計」と「DX推進」などの取り組みが、未来の企業像を創造するための基盤となっています。
代表取締役の想い
松本興産の代表取締役、松本直樹氏は「育休を取りたい」と思う社員が安心してその一歩を踏み出せる会社であることを目指しています。「温かく迎えられる会社であることは、社員の未来を守るための責任」との言葉には、同社の人に寄り添う姿勢が表れています。
会社概要
松本興産株式会社は、埼玉県秩父郡小鹿野町に本社を置き、1965年に創業しました。自動車部品の金属切削加工を主な事業内容とし、170名の従業員を擁しています。受賞歴も多く、HR DX AWARDS最優秀賞や日本DX大賞優秀賞など、外部評価も得ています。
お問い合わせ
詳細については、松本興産株式会社の総務人事部にお問い合わせください。
松本興産の取り組みは、他の企業にとっても多くの学びを与えるでしょう。今後の展開が楽しみです。