岡山大学と電通大
2025-12-05 06:34:16

岡山大学と電気通信大学の意見交換が未来のヘリウムリサイクルへ繋がる

岡山大学と電気通信大学が意見交換を実施



2025年11月11日、国立大学法人岡山大学は調布市にある電気通信大学の研究設備センターを訪問し、ヘリウムリサイクル事業「中四国・播磨ヘリウムリサイクルネットワーク」(通称:中四国・播磨HeReNet)について意見交換を行いました。参加者は、岡山大学からは畑中耕治副タスクフォース長をはじめとする技術職員や事務職員が、電気通信大学からは低温部門の小林利章学術技師等が出席しました。

ヘリウムリサイクル事業の重要性



ヘリウムは多くの科学研究や技術開発に不可欠な資源ですが、供給が限られているため、そのリサイクルは非常に重要です。意見交換会では、電気通信大学が行っているヘリウムガスの回収から、液体ヘリウムの供給に至るまでのプロセスについて説明がありました。この取り組みの中で、東京農工大学とも連携し、液体ヘリウムの供給方法や料金設定についても話し合われました。

岡山大学は、地域の大学や研究機関、さらには企業との連携を通じて、ヘリウムリサイクルの取り組みを拡大しようとしています。中四国・播磨HeReNetや「HeliGet」事業を通じて、これまでにはなかった研究環境の構築が期待されています。

現場見学を通じた学び



また、意見交換会の中では、実際に回収から輸送までの現場や、液体ヘリウムを供給するための液化機についての見学も行われました。このような実際の現場を巡ることにより、実践的な知識を深めることができたと言います。

さらに、岡山大学の研究者たちは東京農工大学の学術研究支援総合センターでも、ヘリウムガス回収に関する説明を受け、具体的な回収機器やNMR装置(核磁気共鳴装置)に触れました。

未来への期待



意見交換会は、ヘリウムリサイクル事業における成功事例や解決すべき課題を共有する貴重な機会となりました。この取り組みが進んでいくことで、岡山大学は地域中核の研究大学として、さらなる研究の深化と供給ネットワークの強化に向けた重要な一歩を踏み出しました。

研究者たちは、これらの取り組みが国の研究力向上やイノベーションを促進していくことに寄与することを期待しています。特に、若手研究者の育成や地域の大学との連携が生み出すシナジーにより、新たな研究の可能性が広がることでしょう。

結論



今後も岡山大学は地域中核・特色ある研究大学として、他機関との連携を進め、学内外での研究・開発の展望を広げていくために努力を続ける意向を示しています。これからの岡山大学とその参画機関の挑戦に、是非ご期待ください。


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