岡山大学における教員免許・保育士資格取得時の留意点

岡山大学の教育実習に関する重要なお知らせ

国立大学法人岡山大学は、2025年12月22日、教員免許状および保育士資格取得を希望する学生に対し、重要なお知らせを公表しました。このお知らせは、令和6年6月に成立した「こども性暴力防止法」の施行およびその影響に関する内容です。

こども性暴力防止法の概要

この法律は主に、教育機関や民間教育保育事業者が、子ども対象の性暴力を防止するための措置を求めるものです。特に、教育関係者が持つべき倫理観や責任について強調されており、性犯罪前科のある者が教育実習を行うことを防ぐための特例が設けられています。

これにより、2025年12月25日以降、教員免許及び保育士資格を取得するための教育実習において、特定の刑事前科の確認が必要となります。具体的には、教員免許状や保育士資格を希望する学生は、その教育実習が前科確認に合格しない場合、実習を行うことができず、さらには卒業要件も満たせなくなる危険があります。

学生への影響

教育学部に在籍している学生にとって、教育実習は必須の単位となっています。そのため、仮にこの確認作業で前科が発覚した場合には、教育実習が行えず、卒業できない可能性すら考えられます。

教員免許状や保育士資格を希望する各位には、法律の内容をしっかりと理解した上で、出願及び入学の検討をお願いしたいと思います。