60代から80代の女性が輝く！横浜で開催されたシニアファッションショー

シニア女性の輝きが溢れたファッションショー

2025年12月20日、横浜市緑公会堂で開催された「YOKOHAMA OLD GIRLS COLLECTION」は、60歳から80代のシニア女性たちが主役となったファッションショーです。このイベントは、株式会社ミライプロジェクトが運営する「介護美容研究所」横浜校が関わり、受講生や卒業生がヘアメイクを担当しました。美容を通じてシニアの「心のバリア」を解き放ち、自信に満ちた美しさを引き出すことを目的としています。

モデルたちのステージを彩る変身

会場には、参加したモデルたちの家族や友人が詰めかけ、盛り上がりました。この日のモデルは18名。彼女たちは、スポットライトを浴びながら堂々とランウェイを歩きました。その姿に対する拍手と「かわいい！」という歓声は、会場全体を温かい雰囲気で包み込んでいました。

「〇〇さん！」と名前を呼ぶファンの声も聞こえ、観客の目は一心にモデルたちの動きに釘付け。シニア世代でも自信を持って輝く姿が、多くの人々の心を打ちました。

思い出と創造の融合

ファッションショーの前半は、モデルたちの思い出を活かした衣装が多く見受けられました。母の振袖をリメイクしたり、帯を活用したジャケットが登場。後半には、デザイナーの飛鳥井蓮子氏による奇抜なアレンジ着物が引き立ちました。古き良きものと革新が融合したデザインは、会場の誰もが魅了される瞬間でした。

また、フレイル予防としてのモデルウォーキングの側面も。心身ともに健康的なシニアの姿が、見る人に新しいシニア像を提示しました。

バックステージの感動的な変化

バックステージでは、受講生と卒業生がより良い「心のケア」を実現するための丁寧なサポートを行いました。準備初期には、「私なんて」と控えめだったモデルたちが、メイクによって自信を持ち、積極的に希望を口にする姿が次第に見え始めます。彼女たちはまるで女優のように、個々の希望を伝えるようになり、一層の輝きを放つようになりました。

介護美容のプロである受講生たちは、モデルの悩みも受け止めつつ、前向きな声かけを通じて彼女たちをサポート。コンプレックスを隠すのではなく、最大限に引き出す方法を共に考え、最高の笑顔を引き出しました。

受講生たちの思い

モデルたちの変身を支えた受講生からは、心に響く言葉が寄せられました。「モデルの方々をメイクしていく中で、50歳若返ったように感じるほどの変化を目の当たりにしました。最初は控えめだった方々が、メイク後には自らの希望を伝えてくる様子は、まるで映画を撮影しているかのようで、刺激的でした」。

主催者からのメッセージ

主催した一般社団法人フラットガーデンは、今回のファッションショーが地域の多様な個性が融合し、思いを一つにした結果であるとコメント。「多くの観客から感動したとの声を聴き、次回もさらなる展開を目指決定しています」と意気込みを語ります。次回はさらに幅広い層に向けた参加を可能にし、男性モデルも募集する計画とのことです。