資金調達でAI進化
2025-06-04 13:39:45

Tokyo Artisan IntelligenceがシリーズB+資金調達を完了し、エッジAI技術開発を加速

Tokyo Artisan Intelligenceが資金調達を完了



Tokyo Artisan Intelligence株式会社(以下TAI)は、このたびシリーズB+の資金調達を約11.1億円で完了したことを発表しました。この資金調達は、特にJR東日本コンサルタンツおよび九州旅客鉄道といった鉄道関連の企業との資本業務提携を含んでおり、エッジAI技術の更なる進展が期待されます。

エッジAIプラットフォーム「SEASIDE-R6」の進化



新たに得た資金を基に、TAIはエッジAIプラットフォーム「SEASIDE-R6」の次世代版に再構成可能AI半導体チップの開発を進めることを発表しています。これにより、AI処理の効率性が向上し、今まで以上に複雑な処理を可能にすることが期待されています。特に、鉄道や製造業での利用を想定したこのプラットフォームは、高温や振動といった過酷な環境下でも安定して稼動する能力を備えています。

TAIの技術力は、これまでの数々のPoC(Proof of Concept)案件を通じて蓄積された知見によって裏付けられており、実際のフィールドでの活用可能性が高いものとなっています。

AI半導体チップの利点



TAIは、新たに開発する再構成可能なAI半導体チップを通じて、顧客のニーズに応じた回路構成が可能となり、従来のプラットフォームで問題となっていた発熱問題を解決することができます。これにより、多様な産業分野でより安全かつ効率的なシステムの実装が可能となります。テクノロジーの進化は、特に人手不足が深刻化している現在の社会において、業務の効率化や生産性向上に寄与することが期待されています。

投資家からの期待



三井住友海上キャピタルの白松昌之氏は、TAIの卓越した技術力とその実績に強い期待を寄せています。特に、画像認識分野での高精度AI技術の実績(例:99%以上の魚種識別精度)は、同社の競争力の高さを物語っています。

また、TAIの代表取締役である中原啓貴氏は、今回の資金を活用してエッジAI技術の発展を進め、社会が直面する問題解決に貢献することを誓っています。AIがもたらす新しい価値は、単なる技術の進化に留まらず、より良い社会を実現するための鍵となることでしょう。

未来の展望



今後、TAIは国内外の鉄道市場への進出や、さらなる業種への技術提供を進める意向を示しています。エッジAI技術と再構成可能AI半導体チップの開発は、これまでの枠を超える新しいソリューションを提供し、様々な業界に変革をもたらすことが期待されています。また、新たな人材育成と量産体制の構築を進め、人材強化の取り組みも行っています。その結果、TAIはより広範な市場へアプローチし、持続可能な成長を実現するでしょう。

会社概要
  • - 社名:Tokyo Artisan Intelligence株式会社
  • - 設立:2020年3月
  • - 本社所在地:神奈川県横浜市
  • - 事業内容:エッジAIプロダクト開発・販売、AIエキスパート育成

詳細情報は公式HP(東京AI公式サイト)をご覧ください。


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