不登校児童に新たな学びの場を提供するアソマナ学園の挑戦

不登校児童に学びの自信を取り戻すアソマナ学園

全国で深刻な問題となっている不登校児童の増加に対し、特定非営利活動法人アソマナ学園（さいたま市浦和区）が新たに全国向けのオンラインフリースクールを2025年4月から開校します。この新たな取り組みは、過去5年間で延べ600名以上の子どもたちに教育機会を提供し、90%の復帰実績を誇るアソマナ学園の経験を基にしています。オンラインでも、子どもたちが自信を持って学ぶことができる環境を整えています。

アソマナ学園の創設者とその思い

アソマナ学園の創設者、太田樹男は1990年にダイビングスクールを立ち上げ、障害を持つ方々への指導を行ってきました。その中で、学びに対する困難さや通学のつらさを実感し、全ての人が平等に学べる社会を目指して2018年にアソマナ学園を設立しました。

ダイビングを通じた体験型の教育方法や自然学校などをふんだんに取り入れ、特に不登校や発達障害を持つ子どもたちに対する総合的な支援を行っています。

新たに開校されるオンラインフリースクールの特徴

1. 自己肯定感を育むカリキュラム

アソマナ学園のオンラインフリースクールでは、「できた、わかった、やれた」をキーワードにした学習カリキュラムを提供します。
個々のペースや興味に合わせた授業により、子どもたちは学びの楽しさや達成感を感じ、自信を育んでいきます。

2. 専門スタッフによる充実のサポート

教育心理カウンセラーや公認心理師など、専門のスタッフが一人ひとりのニーズに寄り添った学習支援を行います。
彼らのサポートによって、子どもたちは自分の特性を理解し、効果的に学ぶことができるようになります。

3. つながりを大切にしたリアルな居場所

オンラインでの学習支援に加え、全国のフリースクールや関連施設との連携により、子どもたちが実際に集まれる「居場所」を提供します。
このような交流の場は、子どもたちにとって孤独を打破し、学びへの意欲を高めるきっかけとなります。

募集要項と体験談

アソマナ学園のオンラインフリースクールは2025年4月より開校し、定員は30名の先着順。対象は不登校や発達障害を持ち、再学習を希望する小中学生です。受講方法はオンラインで、参加費は月額28,350円。その詳細やお申し込みは公式サイト（アソマナ学園）を訪れてご確認ください。

プレオンラインフリースクールに参加した子どもたちからは、家庭内のコミュニケーションが増え、楽しんで学べるようになったという声が上がっています。ひとりの少女は、毎朝のダンスに参加することで、以前は学校に行くのが苦痛だった状況が改善。学びへの自信も高まり、算数にも前向きに取り組むようになりました。また中学2年生の女子は、個別サポートを受けながら自分のペースで学んでいく中で、勉強への意欲が復活しました。