越谷アルファーズの新しい練習環境
Bリーグの越谷アルファーズが、練習用コート「アルファーズコート」の床を劇的に改修したというニュースが飛び込んできました。新しく採用されたのは、テクセル床工法。これは岐阜プラスチック工業株式会社と株式会社新井組が手掛けた、先進の直貼り工法です。
テクセル床工法の特徴
テクセル床工法は、コンクリートの土間に直接貼り付ける方式で、下地材には弾力層と樹脂製ハニカムパネルからなる「テクセル」を使用しています。これにより、どの部分を踏んでも均一な硬さが保たれるのが特徴です。さらに、ボールの反発性が一定であるため、プレー環境としても高い評価を受けています。また、老朽化した床材に対しての改修としても優れた効果を発揮します。
改修作業の流れ
越谷アルファーズのコートは、長年の使用による老朽化が進んでいましたが、最新技術を駆使して改修が行われました。最初に既存の床材を丁寧に研磨し、その上にテクセル床を貼り付けるという「増し張り工法」が採用されました。具体的には、以下のような手順が踏まれました:
1.
床材の研磨:元の床材を研磨し、下地を整えます。
2.
弾力層の貼り付け:その上に弾力層を貼り付け、重みを吸収する基盤を作ります。
3.
テクセルの貼り付け:テクセルパネルを均一に貼り付けていきます。
4.
フローリングの貼り付け:表面にはフローリングを施し、見た目にも美しい仕上がりに。
5.
塗装仕上げ:最後に塗装を行い、完成となります。
選手たちの満足の声
改修後、選手たちからは驚きの声が多く聞かれました。「均一な踏み心地が気持ちいい」「以前は練習後に膝や腰が痛くなっていたが、今ではそんな心配がなくなった」との感想が寄せられています。これにより、彼らのパフォーマンスの向上にも期待が寄せられています。
今後の展開
越谷アルファーズでは、テクセル床の普及をBリーグ全体へ広げることを目指しています。また、他のスポーツジャンルへの展開も計画しており、今後のさらなる発展が楽しみです。
お問い合わせ
テクセル床工法に関する情報は、テクセル床工法協会までお問合せください。
Bリーグの新しい風となるこの技術が、どのように広まっていくのか注目です。