岡山大学の部局長等セッションが開催されました
2025年11月12日、国立大学法人岡山大学が第2回部局長等セッションを津島キャンパスで開催しました。このイベントは、大学の持続的な発展に寄与する重要な課題について、教職員が意見を交換する機会として位置づけられています。
セッションの目的とテーマ
今回のテーマは「ERM(全学的リスクマネジメント)について理解しよう」と題され、役員執行部および部局長を対象にしたリスクマネジメント研修が行われました。リスクマネジメントは大学運営において欠かせない要素であり、特に現代の環境下ではその重要性が増しています。
セッションでは、ERMプロセスの確立を目指し、基礎知識やリスクアセスメントの重要性を学ぶことで、次年度の目標や計画策定に役立つスキルを習得することが狙いです。
講師とアプローチ
この研修には、ニュートン・コンサルティング株式会社の勝俣良介副社長を講師として招き、リスクマネジメントの意義やプロセスについてのレクチャーが行われました。初めに、三村由香里理事が「今後の組織目標の策定や実施において、ERMの手法を取り入れることが重要です」と挨拶し、参加者にこの機会を大いに活用するよう促しました。
その後、勝俣講師による講義がスタートし、身近な題材を用いたワークショップを通じて、リスクマネジメントの基礎に留まらず、実践的な知識を習得することができました。特に、大学のリアルなケースを想定した取り組みは、参加者にとって非常に有意義な体験となったようです。
参加者の反響と展望
最後に、菅誠治理事が「大学はリスクを抱えながらも前進し続けなければならない。執行部が方向性を示しながら、全体でリスクマネジメントに取り組む姿勢が必要です」と述べました。この言葉に対し、参加者たちはリスクを理解し、対応策を考える重要性を再認識しました。
今回の部局長等セッションは、管理職にERに対する理解を深める良い機会であり、部局や事務部がERMを意識して組織目標を策定するための共通認識を形成することに成功しました。
これからの岡山大学の取り組みは、地域中核・特色ある研究大学としての成長に繋がることが期待されています。リスクマネジメントの視点を取り入れ、さらに質の高い教育研究を進めていくことが求められるでしょう。
引き続き、岡山大学の活動にご期待ください。