新たな弔いの形:アルファクラブのメモリアルムービー
「葬儀に映像を取り入れる」—これまでなかった新しい試みが、アルファクラブ武蔵野から始まります。本社を埼玉県さいたま市に構える同社は、冠婚葬祭を手掛ける総合結婚式場として知られていますが、最近ではお葬式向けの新しい映像サービスを展開しました。このサービスにより、故人の人生をより深く感じながら、家族や友人と共に思い出を共有できる機会を提供しています。
メモリアルムービーの特徴
アルファクラブ武蔵野は、子会社のレトロミームが持つウェディングムービー制作技術を活用し、葬祭向けのメモリアルムービー「My self history」と「キオクノート」の2つのサービスをスタートしました。特に注目したいのは、動く写真を取り入れた新しい形式です。これにより、故人との思い出がよりリアルに、そして感情的に再現されます。
My self history(マイセルフヒストリー)
「My self history」は、参加者に故人の人生を振り返らせるメモリアルムービーです。故人の大切な写真を、音楽やテロップとともに使用することで、まるで故人がその場にいるかのような感覚を得ることができます。AI技術を駆使して写真を動かすことで、思い出をさらに鮮明に表現します。また、このムービーは、専用のWebページとDVD両方での提供が可能で、遠方にいる親族や友人にも視聴してもらいやすいのが嬉しいポイントです。
- - 費用: 5万円(税込)~
- - 写真枚数: 15枚まで
キオクノート
「キオクノート」は、故人に向けた手紙を映像として届けるサービスです。手を合わせて伝えたい想いを、映像という形で長く残すことができ、毎年行われるお盆の集まりなどで、皆で故人を偲ぶことができます。
- - 費用: 3万円(税込)~
- - 手紙枚数: 20ページまで
- - 写真枚数: 手紙枚数に付随
制作の流れ
映像制作の流れはシンプルです。まず、セレモニースタッフからレトロミームの公式LINEアカウントが案内され、そこで素材となる写真やコメントを送信します。次に、受け取った素材をもとに『My self history』であれば翌日、『キオクノート』は5営業日内に初稿を制作。初稿が完成すると、Vimeoで確認ができ、必要に応じて修正も可能です。このように、円滑なコミュニケーションを通じて、心に残る映像づくりが実現します。
まとめ
葬儀は悲しみの場であると同時に、故人を偲び、思い出を共有する大切な時間でもあります。アルファクラブ武蔵野が新たに提供するメモリアルムービーは、ただの映像にとどまらず、お別れの場を一層深いものにする力を持っています。人生の中で最も大切な瞬間を、映像として形に残すことで、故人への愛情や感謝をより強く感じることができるでしょう。あなた自身や大切な人の思い出を、ぜひこの新しい形で残してみませんか。