新感覚RPG「コトダマン」と入間市のコラボ企画
2025年5月1日から14日まで、埼玉県入間市で特別なイベントが行われました。株式会社MIXIが展開するスマホアプリ「共闘ことばRPG コトダマン」と入間市がタッグを組んで開催した「俳句を詠もう!」という企画です。これは、入間市の特産品である狭山茶を含む地域の魅力を、俳句という形式で広く発信することを目的としたものでした。
出品された俳句は300件を超え、子どもから大人まで幅広い参加者が集まりました。選考された作品が6月1日の「狭山茶の日」にまつわる表彰式で発表され、最優秀賞や優秀賞に輝いた詩が紹介されました。表彰式には入間市長も出席し、受賞者たちに温かい表彰状が手渡されました。
俳句の力を再認識する機会
「俳句を詠もう!」では、応募者が狭山茶や入間市の風景、さらには「コトダマン」との思いを五・七・五という形で表現しました。作品の数々には「狭山茶のおいしさ」や「自然の美しさ」がテーマとなっており、審査員から好評を得ました。特に小学生からは独自の感性で作り上げられた詩が多く見受けられ、審査員も「彼らの表現には新鮮さと感情があふれていた」とコメントしています。
例えば、最優秀賞に輝いた小学生の作品には「さやま茶の においがするよ じいじの手」と、家庭と地域を結びつける優れたアイデアが表現されています。自然と人との絆を感じさせる作品は、受賞者のみならず観客たちの心にも響きました。
地域をつなぐ「ことば」の力
コトダマンのプロデューサー、大槻一彦氏は「ことばの持つ力」を強調し、「狭山茶とことばが重なったことで、地域の人々や子どもたちの心がともに彩られた」と語っています。これを通じて、各々の思いが込められた作品からは言葉の魅力とその力を再認識させられる機会となりました。
コトダマンは今後も、地域との連携や教育支援に積極的に取り組み、他自治体ともコラボ企画を生み出すことを目指しています。今回のイベントをきっかけに、地域資源の活用とともに、さらなる文化発信に貢献することでしょう。
受賞作品の一部をご紹介
表彰式では、すべての受賞者の作品が発表されました。以下は、各部門の最優秀賞受賞作品の一部です:
小学生の部
- - 最優秀賞:さやま茶の においがするよ じいじの手
中学生の部
高校生以上の部
コトダマーの部
- - 最優秀賞:ことだまに やさしくひらく 新茶の葉
入間市とコトダマンがタッグを組み、地域の魅力を再発見するこの取り組みは、今後もさらなる発展が期待されます。地域と手を取り合い、言葉を通じて人々をつなぐこの活動が、より多くの人に届くことを願っています。