埼玉の配送担当者が接遇力を競う
11月22日、蕨市にある生活協同組合パルシステム埼玉の本部にて、「配達担当者応対力コンテスト」が開催されました。このイベントには、県内の8つの配送拠点から選ばれた親善の精鋭14名が参加し、お互いにその技術を競い合いました。このコンテストはただの競争ではなく、参加者たちが接遇の技を向上させ、地域社会に貢献する重要な機会となりました。
緊張の中で力を発揮
選ばれた14名は、過去3年間まったくクレームを受けたことがない優れた成績を持つ職員です。コンテストは、実際の配達シーンを想定したロールプレイ形式で行われ、参加者たちは「表情・挨拶」「商品の取扱い」「言葉遣い・会話」「信頼感」といった4つの評価基準で審査されました。参加者全員が緊張しながらも、自身の技術を最大限に発揮し、基準をクリアする努力をしました。
優勝を果たしたのは、白岡センターに所属する佐藤優奈職員。彼女は、接遇の基本を意識しながらも自然体で臨むことができ、「普段通りの私でいられたからこそ優勝できた」と喜びを表していました。このような努力と勝利が、彼女と彼女のセンターにとっての誇りとなるでしょう。
接遇の基本を再確認
出場した職員たちは、お互いに接遇の技術をシェアし、利用者に寄り添った接遇方法を学び合いました。「インターフォンを押した後は一定時間待つ」、「利用者を名前で呼ぶ」、「商品はしっかりと両手で受け渡す」といった基本を再確認し、チーム全体の信頼感を高めました。
これらの技術は、単に配達業務を行うだけでなく、地域社会での信頼を築くための重要な要素でもあります。参加者たちは、この経験を通じて得た気づきをセンターの同僚たちにも伝えることで、全体のサービス向上に努めることでしょう。
パルシステムの4つのこころえ
パルシステムは、配達担当者一人ひとりが高いサービスレベルを維持できるよう「パルシステム配達担当4つのこころえ」を鉄則として掲げています。その内容は以下の通りです。
1.
私たち配達担当が窓口となります
すべての配達担当者は、統一された挨拶を行い、利用者の問い合わせには誠実に耳を傾けます。
2.
商品を大切にお届けします
お届けする商品は大切に取り扱い、悪天候時には特に注意を払い、適切な方法でお渡しします。
3.
組合員のみなさんとの約束を守ります
すべての約束モノを記録し、配達時に確認。また、配達担当者が變わっても約束は守られます。
4.
地域の配達担当として心配りを大事にします
配達中は地域のご迷惑にならないよう心掛け、利用者の安心と安全を配慮します。
パルシステム埼玉は、地域社会での信頼をさらに深めるため、今後も職員とともに活動を続けていきます。私たちのサービスが、地域の皆となるべく近い存在であることを目指して、努力を惜しみません。