共栄大学生が地域課題解決に挑む!
埼玉県春日部市で、共栄大学の国際経営学部の学生たちが地域経営者との対話を通じて、地域課題解決に取り組んでいます。今回の取り組みは、株式会社Doooxと一般社団法人共力KASUKABEの協力により実現したもので、学生たちは地域課題を自らのビジネスアイデアとして昇華させる機会を与えられています。
春日部市での新たな挑戦
春日部市は、都心へのアクセスの利便性と豊かな自然が魅力の地域です。しかし、地方都市として経済の活性化や次世代育成という課題を抱えており、これに向き合うべく学生たちが行動を起こしています。2025年4月には、伊藤准教授による特別講義が実施され、地域経営者の思いや経済の実情を学ぶプログラムが用意されました。
地元経営者との貴重な対話
最初の取り組みの一環として、2025年6月には、株式会社おづつみ園の経営者・尾堤宏氏との対話が行われました。学生たちは、長年地域で事業を営む尾堤氏から、経営哲学や地域の現状について活発に意見交換を行い、その中で得た知見は労働意欲をかき立てるものでした。「ライバルは自分自身」と語る尾堤氏の言葉は、多くの学生に深い印象を与え、自らの成長を考える契機となりました。
学んだことをビジネスに活かす
続いての授業では、Doooxの浅香豪氏が行うオンライン授業にて、「誰の、どんな課題を解決するのか」という事業計画の根本を考える時間が設けられました。学生たちは、自分の思いを社会にどう実装するかを学ぶ実践的な内容に取り組みました。ここでの学びは、地域課題解決に向けたビジネスアイデアを具体化するためのスキルを貯えさせるものとなりました。
未来の地域を担う人材育成
本プログラムを通じて、学生たちは具体的なビジネスアイデアを考える力を養っています。地域の現状を理解し、自分たちのアイデアがどのように地域活性化に寄与できるのかを真剣に考えており、これが彼ら自身の成長を促す要因となるのです。今後も、Doooxや共力KASUKABEと連携し、学生たちの学びを支援していく姿勢は、春日部市のさらなる発展に期待を寄せています。
教員からのコメント
「学生たちがリアルな経営者の声に触れることで、地域課題への理解が深まり、キャリアへの想いが育まれることを期待しています。この貴重な機会を提供してくださった皆様に感謝しています」と語るのは、林雅子教授です。学生たちの成長を支えるために、地域との関わりをさらに深め続けてほしいと願う声が多く寄せられています。
共栄大学と地域の取り組みの意義
共栄大学は、「社会学力・至誠の精神・気品の模範」を理念に掲げ、地域社会に貢献できる人材を育成しています。地域の活性化に向けた活動を通じて、学生たちが春日部市を支える人材として成長することを期待されています。今後も、地元企業との連携を強化し、豊かな地域づくりが続くことを願っています。