三島市でのパラスポーツ体験会について
2025年7月26日、静岡県は三島市民体育館でパラスポーツ体験会が開催され、多くの参加者が集まりました。主催はケイアイスター不動産株式会社で、そのアスリートチームに所属する川畑菜奈選手、東海林香那選手、山本典城監督が講師として参加しました。このイベントは、ただの体験にとどまらず、東京2025デフリンピックに向けての意識を高めることも目指されています。
体験会の様子
体験会では、色々なアクティビティが行われました。参加者はただスポーツを楽しむだけでなく、コミュニケーションの方法を体験することができました。例如、唇の動きを読み取る「伝言ゲーム」、声を発せずにジェスチャーで伝える「ジェスチャーゲーム」、手話を使った「色ドリブル」、そしてパラリンピックの正式種目である「ボッチャ」などが実施されました。
当日は子どもから大人まで、たくさんの人々が参加し、普段はできない貴重な体験を皆で楽しみました。特に、東京2025デフリンピックへの期待が高まる中、身体障がいや聴覚障がいに対する理解が深まる良い機会となりました。
三島市スポーツ健幸都市宣言とは
三島市は2025年3月に「スポーツ健幸都市」宣言を行い、市民がスポーツを通じて健康で豊かな生活を送ることを目指しています。この宣言には、スポーツを愛し、市民一人ひとりが笑顔で活力に満ちた生活を送ることを促進する様々な事業が含まれています。当日の体験会もその一環として実施されたものです。三島市は美しい自然に囲まれた地域で、スポーツを通じたコミュニティの活性化も目指しています。
参加者の声
参加者は、「デフ体験会」を通じて地域の子どもたちや障がい者と一緒にボールを蹴り、手話を通じて交流を深めることができたと語っています。参加者の中には手話を学んでいる方や、ちょっとしたサッカー経験者もおり、多様なニーズに応える活気あふれるイベントでした。また、ボッチャ対決ではアスリートチームとボッチャチームの対抗戦も行われ、笑いあり真剣さありの充実した時間が過ごされました。
ケイアイチャレンジドアスリートチームの活動
ケイアイチャレンジドアスリートチームは「日本一挑戦するアスリートチーム」を理念に、障がいを乗り越えた更なる高みを目指し活動しています。現在、9名のアスリートがさまざまな競技で活躍しており、社内外でパラスポーツの普及活動に力を入れています。イベントや体験会を通じて、4,000名以上の方々にデフスポーツの楽しさを伝えてきました。
おわりに
三島市でのこのパラスポーツ体験会は、多世代の交流を促し、身体障がいや聴覚障がいに対する理解を深める素晴らしい機会となりました。ケイアイチャレンジドアスリートチームの参加によって、より多くの人々がパラスポーツの魅力を感じることができました。今後もこのようなイベントが続くことを期待しています。