鳴子の米プロジェクト新刊
2025-12-10 12:31:32

鳴子の米プロジェクト20周年記念新刊『つながるごはん』発売!新米を手に入れよう

鳴子の米プロジェクト20周年記念新刊発売!



宮城県大崎市の鳴子温泉地域で、地域の農業と食を守り続けている「鳴子の米プロジェクト」が、2025年に20周年を迎えました。この節目を記念して、活動の記録をまとめた新刊『つながるごはん』が、2025年12月10日に発売されます。また、本書のリリースに合わせて新米「ゆきむすび」が書店で特別に販売されることも決定しました。

鳴子の米プロジェクトとは?



鳴子の米プロジェクトは、約1200年前に開湯されて以来、長い歴史を持つ鳴子温泉の地域資源を活かして、これまで経済的な厳しさや観光客の減少に立ち向かってきました。山間地で農業を持続可能にするために、農家と消費者が協力して取り組むこのプロジェクトでは、農と食の大切さを再認識し、地域が一丸となって未来に向かっています。

新品種「ゆきむすび」の誕生



2007年には、環境に適応した新品種「ゆきむすび」が誕生しました。その名には「人と人を結ぶ」願いが込められています。寒冷地でも育つ特性を持つこの米は、甘さと粘りが強く、おむすびや弁当といった家庭料理にもぴったりです。この米作りに協力して、伝統的な手法での干し作業にも参加する「杭掛け応援隊」が活動を支えています。

CSA(地域支援型農業)への取り組み



米プロジェクトでは、消費者が事前に農産物を予約する模式「CSA」を採用。消費者は価格に納得の上で予約することで、農家が安心して米を作る体制を構築しています。この仕組みは、つくり手と食べ手の信頼関係を深める重要な要素となっています。

おむすび屋「むすびや」の誕生



2009年には、鳴子の特産品である「ゆきむすび」を使用したおむすびを提供する公式のおむすび屋「むすびや」がオープン。地域の野菜を使ったユニークなおむすびが揃い、観光客にも人気です。今後、都内でも「ゆきむすび」を使ったおむすびが味わえる店舗も増える予定です。

交流イベントを通じたつながり



毎年行われる田植えや稲刈りの交流会では、つくり手と食べ手がともに作業を行い、理解や信頼を深めています。参加者は地元の食材を使った昼食を共にし、交流を深めながら地域の農業の大切さを実感します。また、地域に根ざす研究活動や農作業を行う学生も随時受け入れており、持続的な発展を目指しています。

新刊『つながるごはん』の概要



新刊『つながるごはん』は、鳴子の米プロジェクトの20年にわたる実践を振り返り、農と食の重要性を伝える一冊です。著者にはプロジェクトの実践者や識者が名を連ね、地域づくりや食料主権など、多角的な視点からプロジェクトを考察しています。

この本を通じて、地域の取り組みが全国に広がり、農と食のつながりがより一層強化されることを心から願っています。そして、この機会に鳴子の米プロジェクトを支える新米「ゆきむすび」をご賞味いただき、地域の活動を五感で感じ取ってみてください。

書店で手に入る「ゆきむすび」



新米「ゆきむすび」は2025年12月10日以降、紀伊國屋書店や東京堂書店、地元の書店などで販売される予定です。特別にサイズを小さくした持ち帰りやすい2合袋での販売も行います。この機会にぜひ、鳴子の味をお楽しみください。


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