埼玉県最大規模のタクシー無線組合、クラウド型配車システムを導入
埼玉県さいたま市を中心に運営される「つばめ共同無線」が、株式会社電脳交通のクラウド型タクシー配車システム「DS」を導入しました。これにより、地域の移動サービスが一層向上すると期待されています。
新システム導入の背景
つばめ共同無線は、埼玉県県南中央交通圏において最も大規模な共同無線組合です。加盟するのは、つばめタクシーをはじめ、浦和自動車、東浦和交通、ツルヤ交通、昭和交通の5社。地域の交通を支える存在として、タクシー業務の効率化とサービスの質向上に取り組んでいます。
高齢化や観光需要の増加に伴い、タクシーの利用はますます多様化しています。この中で、つばめ共同無線は、費用対効果の高い新しい配車システムの導入を決定しました。具体的には、加入企業のコストを抑えつつ、利用者の利便性を高めるためのシステム選定が行われました。
システム「DS」の特長
新たに導入される「DS」は、クラウド型のタクシー配車システムです。このシステムには、以下のような特長があります:
- - 安価な導入コスト: 低コストでのシステム導入が可能。
- - 常に最新機能を提供: タクシー事業者のニーズに応じたアップデートにより、最新の機能が利用できます。
- - データ活用の効率性: 配車データを活用した経営戦略が展開可能。
- - 自動配車機能: 業務効率を飛躍的に向上させる自動配車機能を搭載。
このように、「DS」は、配車オペレーター用の画面とドライバー用の車載タブレットがセットになり、業務の効率化を実現します。また、電話での事前確定運賃サービスや、リモートワーク対応機能、さらには通常のタクシーと乗合・デマンドサービスを一元管理できる点も大きな特徴です。
今後の展望
つばめ共同無線では、この新しい配車システムを最大限に活用し、地域住民にとって更なる便利な移動手段を提供することを目指しています。また、業務の効率化に伴い、サービスの向上につなげるための検討も積極的に進めていく予定です。
会社概要
株式会社つばめタクシーは1954年に設立され、埼玉県さいたま市に本社を構えています。また、電脳交通は2015年に設立され、徳島県に本社を持つ企業です。両社の連携により、新たなタクシーサービスの改革が期待されます。
地域の交通網を支える存在として、つばめ共同無線は今後も地域住民のニーズに応えながら、さらに進化を続けていくことでしょう。