岡山大のロボ農業
2025-03-23 17:06:20

犬型ロボットが農業現場での活躍を実証、岡山大学が推進する地域活性化プロジェクト

犬型ロボットが農業現場での活躍を実証



2025年2月28日、岡山県久米南町のブドウ農場で開催されたイベントでは、岡山大学が犬型ロボットを活用した農作業支援の実証実験が行われました。この取り組みは、内閣府の支援を受けた「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環で、地域農業の持続可能性向上を目指しています。

このイベントには、岡山大学の教職員に加え、高知工科大学の栗原教授とその学生、さらに久米南町の片山町長や地元の農業関係者も参加しました。参加者たちは、犬型ロボット「Spot」と「Unitree Go2」を使い、農業作業支援の可能性を検証しました。

具体的な実証実験の内容



実証実験において、栗原教授と学生は「Spot」を使い農場の地形マッピングを行いました。これにより、ロボットが自ら農場の環境を把握し、音声認識機能を利用して収穫用の籠を自動で運搬するデモを実施しました。この一連の作業は、犬型ロボットによる農業効率化の期待を高めるものでした。

一方、「Unitree Go2」を活用した実験では、おかやまテックガレージに所属する学生たちが、ロボットにジャンプや障害物回避などの動作を実行させました。この結果、農場での機動性や制御技術の有効性を確認することができ、今後の応用が期待されます。

地元就農者との意見交換



実証実験の後、地元の農業従事者との意見交換も行われました。参加者からは、「犬型ロボットの導入により農作業の身体的負担が軽減されるのではないか」という意見が出され、他にも「防犯や鳥獣害対策にロボットを活用できるのではないか」といった意見も寄せられました。これにより、ロボット技術が実生産現場での課題解決にどのように寄与できるかについての議論が深まりました。

今後の展望



岡山大学は、今後も久米南町を含む地域の農業界との連携を深めながら、最先端のテクノロジーを利用した持続可能な農業の実現を目指すとしています。定期的な実証実験を通じて、農業の未来を切り開く革新を推進していきます。地域に根ざした研究大学として、岡山大学の活動は、地域と共に発展する可能性を秘めています。

この取り組みが成功すれば、他の地域でも犬型ロボットを農業の現場に導入する可能性が広がります。今後の岡山大学の研究内容や実績に注目が集まることでしょう。


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