高齢犬猫が安心して過ごせる居場所を目指して
NPO法人しっぽの約束が取り組む新たなプロジェクト、「高齢犬猫のための居場所づくり」が始まります。2026年3月1日をもって法人として認可される予定のこの団体は、高齢の犬や猫が飼い主と突然の別れを経験した後も安心して生活できる社会を目指し、さまざまな取り組みを進めています。特に埼玉県寄居町を拠点とした計画が進行中であり、3月末には完成を予定しています。
プロジェクトの背景
高齢化が進む中で、飼い主のライフスタイルの変化や入院、施設入所などにより、愛犬や愛猫を手放さざるを得ないケースが増えています。特に高齢の犬や猫にとっては新たな引き取り先が見つかりづらく、これらの動物たちは行き場を失ってしまうことが少なくありません。このプロジェクトは、こうした問題を「個人の事情」ではなく、社会全体で考え支える課題として捉えています。
アニメーション動画の公開
プロジェクトの一環として公開されたアニメーション動画は、人と動物の関係性、飼い主と離れた後の現実、そして「寄り添う」ということの意味を問うものです。この動画は、特定の支援を直接的に促すものではなく、多くの人が自身の生活や価値観においてこの問題を考えるきっかけとなることを目的としています。映像を通じて、問題意識を共有し、共感と対話が生まれることを願って制作されました。
高齢犬猫の居場所づくり
埼玉県寄居町に整備予定の拠点では、高齢犬猫が安心して過ごせる居場所を作ります。すでに物件取得や改修計画が進行中であり、桜が咲く3月には内覧会を予定しています。多くの方にご興味を持っていただければ嬉しいです。
プロジェクトの進行には、法人認可や必要な体制が整うことが前提とされていますが、状況に応じて柔軟に対応していく方針です。
クラウドファンディングの意義
今回、クラウドファンディングは単なる資金調達の手段ではなく、社会への問題提起と共感を生むための方法として活用されています。寄付を通じて、地域や社会との関係を築き、共に考え、支え合う姿勢を大切にしていきたいと考えています。今年の2月15日まで募集が行われており、多くの人々の参加が期待されています。
代表のコメント
NPO法人しっぽの約束の代表、中川有紀子氏は「猫ボラみなとキャット」の活動を通じて、16年間で580匹の犬猫を里親に繋いできた経験を持ちます。彼女は、高齢の犬や猫の問題が動物だけでなく、人々の生き方や社会そのものに関わる事柄であることを強調しています。また、助けるという関係性の中で、どのように社会として支え合うかを考えていく必要があると述べています。
団体の概要
・ 団体名:NPO法人しっぽの約束
・ 設立:2026年3月1日(認可予定)
・ 所在地:東京都港区
・ 事業内容:高齢犬・高齢猫の保護及び居場所づくり、里親支援、一時預かりに関する取り組み、人と動物の共生に関する啓発活動など。
このプロジェクトは、高齢犬猫への理解を深め、支えるための大きな第一歩となることでしょう。今後の展開にぜひご注目ください。