EV充電器の拡充が進む！埼玉エリアでテラチャージサービス開始

埼玉エリアにおけるEV充電インフラの新しい展開

電気自動車（EV）の普及が進む中、その充電インフラの整備も急務となっています。テラチャージ株式会社は、UR都市機構が管理する6つの賃貸住宅にEV充電器を合計25口設置し、2025年からサービスを開始することを発表しました。この新しい取り組みは、地域住民の利便性を高めると共に、環境意識の向上に寄与するものです。

EV充電インフラ拡充の背景

2050年のカーボンニュートラルを目指す中、EVの利用が加速しています。経済産業省は、2030年までにEV充電器を30万口設置する計画を掲げ、既に設置されている4万口から大幅な増加が求められています。特に日本では、EVドライバーの73%が自宅での充電を望むとの調査結果が出ており、基礎充電の重要性が浮き彫りになっています。また、集合住宅においてもEV充電器の設置は価値ある要素とされており、77.3%の人々が設置された住まいを希望するとの調査結果もあります。

テラチャージの取り組みとサービス内容

テラチャージは、UR都市機構と連携し、電気自動車の充電を可能にするインフラを整備することで、住環境の向上に寄与しています。これにより施設側の初期費用や維持運営費用が無料となり、安心して導入できる環境が整います。当社は、全国に多くの設置実績があり、24時間365日のカスタマーサポートを含む包括的なサービスを提供しています。

設置予定の物件は以下の通りです：

- 経堂赤堤通り（東京都世田谷区）には普通充電器が3口
- フレール西経堂（東京都世田谷区）に2口
- 武蔵野緑町パークタウン（東京都武蔵野市）に2口
- コンフォール鶴瀬（埼玉県富士見市）に1口
- アーベインルネス大橋（福岡県）に16口
- アーベイン大濠（福岡県）に1口

この計25口の充電器は、2025年2月から段階的に運用が開始されます。

UR都市機構のビジョン

UR都市機構は、全国約70万戸の賃貸住宅を管理し、住民が生き生きと暮らせる空間「ミクストコミュニティ」の実現を目指しています。今回のEV充電施設設置は、居住者の利便性向上と環境負荷の低減を両立させる取り組みでもあります。

特に高齢者や子育て世代を含む多様な世代に配慮した住環境の提供に力を入れており、脱炭素社会の実現に向けた意識が高まっています。

利用方法と料金

テラチャージの充電サービスを利用するには、専用のスマホアプリをインストールし、クレジットカード情報を登録する必要があります。利用者はアプリ上で充電時間を設定し、充電を開始することができます。料金は、プライベート方式で1時間あたり130円（税込）、セミパブリック方式で6kW1時間500円（税込）となっています。