埼玉県民の日に特別な体験を!
2025年11月14日(金)、埼玉県の「サイボクの森」にて、「トップアスリートによるスピードUP講座~30mダッシュチャレンジ~」が行われました。このイベントに集まったのは、90人近い子供たち。記念すべき埼玉県民の日、公立学校はお休みのため、多くの親子連れが参加しました。
この日、会場となったのは広々とした天然芝のリラックスエリア。心地よい秋晴れの空の下、トラックに並ぶ親子の姿は、まさに地域のスポーツイベントの楽しさを物語っていました。
指導を担当したのは、2023年日本選手権室内60mで優勝した竹田一平選手と、2025年日本選手権十種競技3位の佐田征義選手。彼らの存在は、子供たちにとってまさに憧れの対象。参加者たちは、まずウォーミングアップとして軽い運動を行った後、30mダッシュのタイムを計測しました。計測には本格的な光電管が使われ、子供たちは真剣な表情で全力を尽くしました。
次に、アスリートたちによるスピードUP講座が始まりました。彼らは、短距離走の基本テクニックを指導。例えば、目線を上げること、腕の振りを意識すること、膝を高く上げることなど、具体的なアドバイスを実演を交えながら楽しく教えてくれました。保護者が近くで見守る中、子供たちの目はキラキラと輝いていました。
その後の30mダッシュ再挑戦では、多くの子供たちが練習の成果を発揮しました!タイムが0.4秒も縮まった子もいれば、緊張のあまりスコアが振るわなかった子も。しかし、みんな笑顔で駆け抜ける姿は印象的でした。「もう一回!」と保護者と並走する子供たちの声が、会場中に響いていました。
参加した子供たちからは、「面白かった!」「もっと走りたい!」との声が聞かれ、大いに盛り上がったことがうかがえます。保護者からは「普段とは違う環境での運動ができて良かった」「アスリートからのレッスンが楽しかった」といった声も寄せられ、このイベントが実際に多くの子供たちに喜ばれたことを証明していました。
午前と午後の二部構成で行われたこのイベントは、大盛況のうちに終了しました。30mダッシュを通じて、埼玉のかけっこ文化を盛り上げる素晴らしい機会となりました。
アスリートからのメッセージ
竹田 一平選手は「子供の頃にこういったイベントに参加していたので、今はその経験を生かして指導する側となることに充実感を感じています。走ることはすべての競技において重要な技術ですし、計測を通じて成長を実感できる機会となれば嬉しいです。」と語りました。
佐田 征義選手は、「陸上選手と触れ合う機会は少ないため、このイベントを通じて本物の速さを体験してもらうのは大切です。速く走ることの楽しさを多くの子供たちに伝えたい」と意気込みを見せました。
株式会社サイボクの吉田英晃様もコメントを寄せ、「かけっこは誰もが経験する身近な競技で、老若男女に楽しんでもらえるものです。運動と食事は密接に関連しており、今回のイベントを通じてそのことを再確認しました。」と話していました。
このように、埼玉県民の日に行われたスピードUP講座は、多くの子供たちにとって貴重な体験となりました。今後も地域の子供たちがスポーツに親しむ場を提供していくことが期待されます。