スタートアップ支援の新展開
2025-07-04 14:42:01

さいたま市で新たなビジネスの芽を育むスタートアップ支援プログラムの初イベントをレポート

さいたま市でキックオフイベントが開催される



2023年7月3日、さいたま市では、公益財団法人さいたま市産業創造財団主催による「さいたま市アクセラレータープログラム(SCAP)」のキックオフイベントが行われました。このプログラムは、地域のスタートアップを支援するために設計され、応募があった32件の中から審査を通過した5社を対象に、2026年2月4日の成果発表会に向けて約7か月の集中支援を行います。

イベントの目的と参加者



キックオフイベントは、さいたま市内外のサポーターである金融機関、大学、公的支援機関、メディア、事業会社など20名以上が参加し、採択スタートアップ5社とのネットワーク構築を目的として開催されました。会場はまるまるひがしにほんの東日本連携センターで行われ、熱い雰囲気に包まれました。

イベントは、主催者である公益財団法人さいたま市産業創造財団の事務局長、佐々木哲也氏の挨拶から始まりました。佐々木氏は、地域における革新的なスタートアップの増加に期待を寄せ、キックオフイベントへの参加を通じて新たな支援の形が生まれることを願いを込めて伝えました。

基調講演で魅力を伝える



基調講演には、株式会社ゼロワンブースターホールディングスの代表取締役CEO、鈴木規文氏が登壇しました。鈴木氏は、「地域発スタートアップの可能性とエコシステムの重要性」をテーマに、これまでのアクセラレータープログラムの経験を踏まえながら意義深い話を展開しました。特に、さいたま市の地域資源や立地のメリットとデメリットについても言及し、地域のスタートアップが成長するためには、どのような支援が必要かを語りました。約30分の講演は参加者に刺激を与え、盛況でした。

スタートアップのプレゼンテーション



その後、SCAPに採択された5社がそれぞれのプレゼンテーションを行いました。彼らは自社の事業内容やプログラム中に達成したい目標、そして具体的な行動計画について発表しました。以下は採択企業の概要です:
1. 株式会社Controudit AI - AIガバナンス支援サービスを展開し、企業のAI活用におけるリスク管理と透明性の確保に貢献。
2. 株式会社スカイブリッジ - ドローン点検や3次元測量を軸に、産業界と空を結ぶビジネスを展開。
3. Smoke-i-freet - 醤油粕を用いた燻製材のアップサイクルビジネスを推進。
4. ツナグッド - 障害者を対象に、在宅での自立支援を行うカスタマイズ型ビジネスサポート。
5. ライフサポートジャパン - 終身賃貸住宅という新しいサービスを展開。

彼らのピッチセッションの後は、来場者とスタートアップ間でのネットワーキングが行われ、名刺交換や情報交換が活発に行われました。採択者とサポーターのつながりが生まれ、参加者の熱心な様子が印象に残りました。

今後の展望



これから約7か月間、SCAPは採択スタートアップに向けて支援を続け、2025年10月15日には中間ピッチイベントが予定されています。このイベントでもスタートアップの中間成果が発表されますし、最終成果発表会が2026年2月4日に行われる予定です。

さいたま市産業創造財団の役割



公益財団法人さいたま市産業創造財団は、地域の中小企業者や創業者の支援を行い、地域産業の振興に寄与することを目指しています。市内の特性を活かし、スタートアップ支援を通じて地域の活性化を図っています。

今後、さいたま市のスタートアップシーンがどのように色めき立つのか、目が離せません。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: さいたま市 スタートアップ SCAP

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。