川島町で新たな暮らしを提案する二地域居住プロジェクト
埼玉県川島町で、新たな地域活性化プロジェクトが始動します。りそなグループの地域デザインラボさいたまをはじめ、川島町やパーソルテンプスタッフ、パーソルビジネスプロセスデザイン、株式会社Rebaseなど多様な企業と組成された『川島町二地域居住施策推進コンソーシウム』が、二地域居住を支援する実証事業に着手します。これは、国土交通省の『二地域居住先導的プロジェクト実装事業』に選ばれた取り組みであり、地域課題を解決しながら新しい生活スタイルを提案しようとするものです。
地域課題と二地域居住の背景
ラボたまの設立から5年が経ちましたが、当初から「空き家問題」に取り組んできた彼らが次に目を向けたのが地域の観光施策です。観光を起点に、地域に関わりたいと考える人々を迎え入れ、同時に地域の課題にも取り組むことが重要だとプロジェクトチームは考えています。川島町は都心からのアクセスも良く、日常生活を都市に、もう一つの拠点を地域に持つライフスタイルを求める二地域居住者にピッタリの環境です。
しかし、二地域居住に興味を持ちながら過去に行動を起こせなかった層が多いため、彼らに「最初の一歩」を促すための施策が求められています。具体的には、地域への関わり方をただの滞在や観光に留めるのではなく、「仕事」や「プロジェクト」といった持続可能な形で再設計しようという試みです。
目指すは持続的な関係人口の構築
本事業の核心には、持続的に地域と関わる人々を育てる枠組みがあります。具体的には、関係人口を増やすために次の3つのアプローチが取られます。
1.
ニーズの可視化
二地域居住に興味を持つ潜在層に調査を実施し、交通費や滞在費、働き方に関する現実的な課題を整理します。この調査結果を基に、具体的な支援策を明らかにし、行動につながる手助けを行います。
2.
地域課題を仕事として提案
地域の課題は、同時に人々が関われる余地でもあります。行政や企業が抱える問題を、副業やプロジェクトとして捉え直し、二地域居住を希望する人々に仕事として提案します。これにより、地域と人口がつながりやすくなります。
3.
快適な環境づくり
既存の空き家や企業の寮などを利用し、二地域居住者の滞在先を整備します。また、レンタルスペースのマッチングプラットフォーム「instabase」の知見を活かして、コワーキングスペースや副業に利用できる環境を整えることも検討されています。
多様な専門性による連携
川島町の特定居住促進計画の推進を担い、地域のニーズに応じた多様な視点からのアプローチが期待されます。このコンソーシアムメンバーはそれぞれが専門性を生かし、地域の課題に対して本質的な解決策を見出すために協力します。
共により良い地域づくりを目指す中で、都市と地方が循環的に関わり合う、新しい価値を生み出せる持続的な二地域居住を川島町で実現し、さらには他の地域へと展開していくことが目指されています。
まとめ
川島町の取り組みは、都市に住む人々と地域を繋ぎ、新たな価値を共に生み出す試みです。このプロジェクトの成功が、他の地域へと波及し、全国に広がる無理のない暮らしと関わり方を促進することが期待されています。