ケイアイスター不動産の新しい取り組み
埼玉県の本庄市に本社を構えるケイアイスター不動産株式会社は、2023年度から「年収2割UPプロジェクト」を開始し、全従業員平均の昇給率が2025年度には8%を超える見込みを発表しました。特に若手従業員や技術職を対象にしたこの賃上げ施策は、モチベーションの向上と企業競争力の強化を目指しています。
年収2割UPプロジェクトの概要
このプロジェクトでは、従業員の給与水準を引き上げるための様々な施策が含まれています。すでに、人材の安定確保と働きやすい環境の整備を目的として、インフレ手当や技術手当、生活応援一時金、猛暑対策手当などが支給されています。この施策の結果、社員の3人に1人が年収を20%上げることに成功しています。
売上と採用の拡大
ケイアイスター不動産では、事業拡大に伴い、2026年度の新卒採用人数を165名、2027年には195名と過去最高を目指しています。このうち高卒枠は35名で、特に社内職人の採用と育成に重点を置いています。実践的なスキルを習得するための研修プログラムが用意されており、即戦力としての活躍を期待されています。
若手のキャリア支援
当社は年功序列による評価制度を廃止し、成果やスキルで評価を行っています。これによって、入社1年目の若手でも役職を得て、高い給与を獲得できるチャンスがあります。従業員が「豊・楽・快」を実現できるような職場環境を整備し、成長を促進しているのです。
住宅業界への貢献も視野に
職人不足が深刻な住宅業界においては、ケイアイスター不動産が育成する社内職人によってその問題解決を目指しています。入社後は実践的な研修を受けつつ、業界全体への貢献を図ります。
経営理念と今後の展望
ケイアイスター不動産の経営理念は『豊かで楽しく快適なくらしの創造』というもので、すべての人に持ち家を提供することを使命としています。自社のビジネスモデル「KEIAIプラットフォーム」を活用し、高品質かつ低価格なデザイン住宅の供給を通じて、分譲住宅市場でのシェア拡大を目指しています。
2025年度には、売上高3,425億円を見込んでおり、さらなる成長が期待されます。企業の持続的な発展と従業員の成長を両立させるため、引き続き人事戦略を推進していく方針です。
最後に
ケイアイスター不動産の取り組みは、従業員だけでなく、地域社会への貢献も視野に入れたものです。キャリア採用や若手の育成を通じて、持続可能な住宅業界の未来を共に築くことを目指しています。ぜひ、これからの展開にも注目していきましょう。