物流企業の内製化成功
2026-06-04 12:57:30

物流企業が内製化に挑戦!WMS『INTER-STOCK』導入の成功事例

株式会社マルヨシ、内製化による物流DXの成功事例



埼玉県三郷市に本社を置く株式会社マルヨシが、開発経験ゼロからWMS(Warehouse Management System)を導入し、物流業務を抜本的に改革しました。その鍵となるのは、株式会社オンザリンクスが提供するWMS『INTER-STOCK』です。この事例は、多くの企業にとって大きな指針となるでしょう。

導入前の課題:システムの増殖と経営データの分散


マルヨシの物流事業はいる荷主(顧客企業)ごとに、個別のシステムを構築するという複雑な構造に苦しんでいました。顧客数や事業部数が増えるたびに新たなシステムがコピーされ、その結果、以下のような課題に直面していました。

1. システムの無限増殖:顧客や事業部ごとにデータベースやシステムが分散し、案件が増えるほど管理が煩雑に。
2. 経営データが把握できない:各荷主ごとのシステムが異なるため、全社的な物流データの一元把握が不可能に。
3. 不具合修正が手間:同じ不具合をすべてのシステムに個別に対応する必要があり、経営判断に必要な情報を即座に引き出すことができませんでした。

WMS選定の理由:内製化支援の重要性


10社以上のWMSを比較した結果、マルヨシが選択したのは『INTER-STOCK』でした。選定理由は、「ソースコードの完全開示」と「内製化支援」です。外部に委託した場合、改修のたびにコストが掛かり、ビジネスの変化にスムーズに対応できないため、自社でシステムを育てられる体制を選んだのです。

鬼丸氏(総務部 次長)は「委託していたら、また費用がかかる。内製化により、スムーズに業務変化に対応できることが分かった」とコメント。これにより、マルヨシは自らのシステム開発力を高めていく道筋を描きました。

大胆な導入プロセス:即日本番稼働


マルヨシの移行判断は非常に大胆でした。一般的には、旧システムと新システムを並行運用するリスク軽減策が取られますが、マルヨシは「並行稼働は永遠に終わらない」と判断し、翌日から即本番稼働を実施しました。この迅速な決断は、現場への周到な準備と信頼関係があったからこそ成り立ったものです。

日浦氏(システム開発部)は、元々営業職だったが、プログラム未経験からINTER-STOCKを使用して開発スキルを習得しました。彼は、請求や経費管理などマルヨシ独自の機能を次々とWMSに実装し、使いやすさを追求しました。「わからないことを解決するのが楽しく、それが周囲に喜ばれる喜びも感じます。」と語る日浦氏はその熱意を物語っています。

導入後の効果:選択肢の増加


新システム稼働翌日、予想していた現場からの問い合わせは少なく、その背後には必ずしも「変化がない」という背景があるわけではありません。丁寧な準備と築かれた信頼関係が生んだ「見えない成果」が影響しているのです。

1. 現場への定着:年齢層の高い現場スタッフもスムーズに移行し、問い合わせが少なかったことが健全な証拠です。
2. 組織風土の変革:旧来の「便利屋」だったシステム部門が、自らシステムを作れるという社内評価の向上を実現しました。
3. 新規案件への応答力:基盤システムが一本化され、新荷主が増えても即日対応が可能に。

導入以降、ログデータは一元管理できるようになり、顧客別の出荷動向を経営判断に明確に活かせる体制へと進化しました。鬼丸氏は、「手に入れたのは『選択肢』であり、内部での意思決定ができることで今後の方向性をしっかりと見極められるようになった」と述べます。

まとめ:内製化の道を切り拓く


株式会社マルヨシの導入事例は、業務の高度化を求める多くの日本企業にとって、具体的かつ示唆に富む手本です。内製化の進展やデジタル化の取り組みにおいて、どの企業も変革に踏み出す勇気を持っていただきたいものです。今後も、物流業界におけるWMSの進化に注目していきましょう。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: マルヨシ INTER-STOCK WMS導入

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。