岡山大学オープンイノベーションチャレンジが始まる!
国立大学法人岡山大学は、2025年7月期から「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」(通称:岡大OIチャレンジ)を開始します。このチャレンジでは、企業や団体と協力し、新たなビジョンを共に創り出す産学共創活動を推進します。現代の企業経営において、SDGsやデジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性が高まる中、岡山大学が提供するこのプログラムは、まさに時代のニーズに応えるものとなっています。
新たなビジョン形成の必要性
コロナ禍や環境問題など、従来の経営モデルでは対応しきれない課題が山積しています。経営陣や従業員が資料を収集し、会議で報告するだけでは、ビジョン形成や実際の変革は進みません。そこで「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」が求められる理由があります。このプログラムでは、企業と大学がタッグを組み、実際のアクションを通じて新たな価値を創出していきます。
岡山大学の取り組み
岡山大学は、長期ビジョン「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」を掲げています。このビジョンに基づき、産学共創の強化や社会実装の加速に取り組んでいます。また、2019年には岡山大学オープンイノベーション機構を設立し、アジャイルな研究マネジメント組織「アジャイルイノベーションマネジメントコア」への改編を行うなど、柔軟かつ効率的に産学連携を進めてきました。
これにより、新しいビジョン形成や大学が持つシーズの発掘に加え、予期しない新たな知見を得ることが可能になるのです。このような共創の場を通じ、企業は新規事業や既存事業の育成にも取り組むことができます。
共創の場の具体的な活動
岡大OIチャレンジでは、企業と大学の担当者が一緒にプロジェクトを構築します。まず、企業のビジョン形成を行い、その結果を元にプロジェクトを推進。このプロセスには、「共創ピッチ」と呼ばれる 講演会形式が含まれており、大学の研究者からの提案に企業担当者が耳を傾けます。
従来は企業が持つビジョンやニーズが明確でない場合も多く、うまく連携できないことがありましたが、岡大OIチャレンジでは双方が持つ課題をオープンにし、新たな視点からアプローチすることが可能です。
企業や団体にとってのメリット
岡大OIチャレンジに参加することで得られるメリットは多岐にわたります。例えば、企業だけではなし得ないような新たな思考の発見があるほか、大学のリソースを活用することで、自社の限界を突破するヒントが得られます。
また、SDGsやカーボンニュートラルに関する教育も行っており、社員や幹部職員にとっても大変有意義な取り組みとなるでしょう。自治体などの非営利組織にとっても、これらの活動を通じて新たな価値の創出ができるチャンスです。
参加を呼びかけ
2025年7月4日より、このパートナーシップに参加する企業や団体の募集を開始します。興味を持たれた方は、岡山大学までご連絡ください。新たなビジョンを共に形にし、未来の可能性を切り開くための第一歩を踏み出しましょう。岡山大学と一緒に、地域と地球の未来を共創する旅に出ませんか?