新商品「まなぶピクルス」
2025-11-27 11:47:48

産学官連携が生んだ新しいピクルス「まなぶピクルス」の魅力とは

産学官連携が生んだ新しいピクルス「まなぶピクルス」の魅力



埼玉県東松山市に位置する「緑育けんこうステーション東松山ふぉれ」は、地元の農産物を生かした食と健康に関する取り組みで注目を集めています。その中で、東松山市および武蔵丘短期大学との間で、産学官連携協定が締結され、新たな商品「まなぶピクルス」が誕生しました。この取り組みは、地域の食材を利用した実践的な学びを基にしたもので、地域と教育の新たな形を示しています。

地域に根ざした商品開発



「まなぶピクルス」は、地産地消商品開発の授業を通じて、学生たちが地域の果物を用いて創り出した新商品です。主に、梨、柿、キウイフルーツといった地元のフルーツをピクルスに加工していきます。授業では、学生がマーケティングや商品企画の基本を学びながら、地元産の食材に対する理解を深め、市場でのニーズに応える商品を企画しました。

この商品を開発にあたって、東松山ふぉれはレシピ設計から製造管理に至るまで一貫してサポート。授業を経て完成した「まなぶピクルス」は、2025年12月に開催される「令和7年度埼玉県農商工連携フェア」にも出展され、学生たちの学びの成果を世に示す大きなチャンスとなります。

「まなぶ」という名前の由来



商品名の「まなぶ」には、“学びが地域を豊かにし、地域の実りが学びを育てる”という思いが込められています。学生たちの努力が地域に生かされ、地域の豊かな恵みが学生たちに新たな刺激を与えるサイクルがここに生まれています。まさに、教育と地域貢献が一本の瓶に詰まった商品となっているのです。

教育実践と地域連携の架け橋



この取り組みは、単なる商品開発にとどまらず、地域農産物を使った実践教育のモデルケースとも言えます。実践型授業で学生たちは、マーケティングの基礎から商品企画、試作、パッケージ検討、製造に至るまで、実際のビジネスプロセスを体験します。これにより、教育の場で学び得た知識を即戦力として活かすことができるのです。

また、東松山ふぉれの取り組みを支援する形で、地元企業や農家とのマッチングも行われ、市の広報を通じた情報発信が強化されています。地域全体での発信力を高めることで、地域の活性化につながることを目指しています。

新しい食の提案



「まなぶピクルス」は、ただ食べるだけでなく、そのアレンジレシピにも注目が集まっています。例えば、キウイフルーツピクルスを使った蒸し鶏や、柿ピクルスのピンチョスなど、家庭でも再現可能な新しい食の楽しみ方を提案しています。完成報告会では、学生が自ら考えたアレンジメニューを披露し、来場者からは「果物の使い方が広がった」という嬉しい声も寄せられています。

未来を見据えた展望



「まなぶピクルス」は授業の成果物でありながら、今後は地域に根ざした商品として展開される予定です。例えば、季節ごとに新たなフルーツを取り入れた商品展開を行い、お歳暮ギフトとしての販売や、ふるさと納税返礼品として全国的に発信する計画もあります。また、農業と教育、ものづくりの繋がりを活かした新規プロジェクトも積極的に進められることでしょう。

まとめ



「まなぶピクルス」は、地域の実りを最大限に活用した商品であると同時に、学生たちが自らの手で学びを実践に移す貴重な機会でもあります。これからも、地域とともに育む新たなブランドとして、その活動を広げていくことが期待されています。教育と地域貢献の新しい形を示す「まなぶピクルス」に、ぜひ注目してみてください。


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