ナノトラッキング解析装置『エンビジョン』が登場
昭光サイエンス株式会社が、米国のハイペリオン・アナリティカル社と締結した国内総代理店契約により、ナノトラッキング分析装置『エンビジョン』の販売を開始します。これにより、日本国内における粒子解析技術の可能性が広がります。『エンビジョン』は、医薬品、特にバイオ医薬品やナノテクノロジー分野での利用を見込まれており、その特長は第一に、従来機と比べて高感度かつ再現性の高い検出が実現されている点です。操作性も向上しており、研究者たちのニーズにしっかり応える製品と言えるでしょう。
さらに、2025年7月には東京ビッグサイトで開催されるインターフェックスWeek東京の中で行われる第7回ファーマラボEXPO東京医薬品研究・開発展において、初めてその姿をお見せします。この展示会は、日本最大規模の医薬品・化粧品・再生医療に関する研究・製造展であり、多くの業界関係者が集まる重要なイベントです。現場に足を運べば、『エンビジョン』の実際の性能を目の当たりにすることができるでしょう。
ファーマラボEXPO東京の詳細
第7回ファーマラボEXPO東京では、医薬品の研究・開発に特化した最新機器やソリューションが展示されます。全国各地の製薬企業、再生医療の研究者たちが一堂に会し、それぞれの研究成果を共有する場となります。会期は2025年7月9日から11日まで、東京ビッグサイトにて開催され、営業時間は午前10時から午後5時までです。
- - 会期: 2025年7月9日(水)~11日(金)
- - 会場: 東京ビッグサイト
- - 小間番号: E6-55
出展には、ナノトラッキング装置『エンビジョン』だけでなく、バイオ医薬品やDDSナノ粒子の評価装置も揃っています。粗大粒子の定性・定量を行う装置や、濃厚な懸濁液の測定、ナノ粒子の高分解能測定が可能な装置など、研究を支える精密な機器列が魅力的です。
ハイペリオン・アナリティカルと『エンビジョン』
『エンビジョン』は、ナノ粒子解析技術に特化した分析機器メーカーであるハイペリオン・アナリティカルによって開発され、次世代の医薬品開発において重要な役割を果たします。その中でも、ドラックデリバリーシステム(DDS)用ナノ粒子の研究・開発・品質管理などに強みを持っています。近年、バイオ医薬品の需要は増加傾向にあり、DDS分野の市場も拡大が期待されています。
創業者であるダンカン・グリフィス氏は、粒子特性評価のスペシャリストとして30年以上の経験を誇り、多くの企業において技術者や製品マネージャーとしての役割を果たしてきました。彼のリーダーシップのもと、ハイペリオン・アナリティカル社は革新的な製品を次々と世に送り出しています。
お問い合わせと今後の展望
『エンビジョン』に関するお問い合わせは、昭光サイエンスの公式ウェブサイトから可能です。今後も技術サポートを強化しながら、製品の普及に努めていくとのことです。医療や研究においての進化を後押しするこの装置に、業界の期待が高まっています。展示会での出会いを通じて、さらなる進展が期待されます。業界関係者にとっては、見逃せないチャンスと言えるでしょう。