第18回 タムロン鉄道風景コンテスト結果発表!
埼玉県さいたま市に本社を構える総合光学機器メーカーの株式会社タムロンが、毎年開催している「タムロン鉄道風景コンテスト」。その結果が、2023年10月27日(月)に発表されました。このコンテストは、地域の活性化や鉄道文化の振興を目的としており、今回で18回目を迎えます。入賞作品は、タムロンの公式ウェブサイトでも公開されています。
コンテストの概要
タムロン鉄道風景コンテストは、一般の部とU-18(18歳未満の部)という二つの部門からなり、多様な応募方法を設けています。プリント応募とWeb応募という形で、参加者は自由な発想で鉄道をテーマにした作品を撮影し、その結果として今年は過去最多の7,308点の応募がありました。 審査を担当したのは、著名な写真家3名で、各作品の独自性とクリエイティビティを評価しました。
「一般の部」から最多の応募が集まり、その中で「総合グランプリ【さいたま市長賞】」を受賞したのは、埼玉県在住の71歳、志水茂さんの作品「富岳E5景(系)」。一般の部だけでなく、U-18の部でも力作が続々と登場し、「総合グランプリ【さいたま市教育委員会教育長賞】」には東京都の14歳、谷田璧瑠さんの作品「待ちぼうけ」が選ばれました。特に彼女の作品は、雪の踏切に立つ雪だるまを幻想的に描写し、見る人に物語を想起させる魅力を持っています。
審査結果の反響
今回の結果発表には、多くの反響がありました。応募作品の中から選ばれた47点の入賞作品は、J R大宮駅のデジタルサイネージで上映される予定です。展示イベントは2025年11月22日(土)の「鉄道のまち大宮鉄道ふれあいフエア」や、2026年3月16日(月)のおおみや鉄道の日に行われます。地元の皆さんにとっても、鉄道と写真文化を楽しむ良い機会となるでしょう。
受賞作品のハイライト
- - 一般の部総合グランプリ: 志水茂さんの「富岳E5景(系)」は、日常生活の中で見出した美しさを表現。
- - U-18 総合グランプリ: 谷田璧瑠さんの「待ちぼうけ」は、幻想的な雪の風景が評価を集めました。
- - ユニーク/ユーモア大賞: 三重県の加藤和弘さんの作品「寒さ対策」。予期せぬユーモアを含む社会的視点が印象的です。
これまでの経験と創造性を駆使したこれらの受賞作品は、今後のコンテストの参考になるとともに、参加者たちのさらなる挑戦を促すことでしょう。
まとめ
タムロン鉄道風景コンテストは、地域活性化の象徴ともいえるイベントとして、今後も多くの鉄道ファンや写真愛好者を引き付けることでしょう。入賞作品に描かれた情景は、鉄道の文化や魅力を広めるための重要な役割を果たしています。写真によって、我々の身近な鉄道風景が新しい視点で再発見されるのです。