冬こそ注意が必要！冬のニキビに関する意識調査の結果

冬季のニキビ事情とその対策

冬本番になると、肌のトラブルが気になる方が増えてきます。その中でも特に厄介なのが「ニキビ」です。実は、冬のエイジングケアや保湿対策に追われる中で、冬のニキビに悩む人が多いことが明らかになりました。医療法人社団鉄結会が行った「冬のニキビ」に関する調査に基づき、冬季のニキビの実態と対策についてお届けします。

冬にニキビが悪化する理由とは？

一般的に、ニキビは夏に悪化すると思われがちですが、実際には冬も大きな要因となります。調査によると、ニキビが最も悪化しやすい季節として「冬」と答えた方が42%を超え、夏の36.7%を上回りました。これは、冬の乾燥した気候や暖房による室内の湿度低下が主な理由です。

冬になると寒さをしのぐために暖房を使いますが、これが室内の乾燥を招き、肌のバリア機能を低下させることが知られています。そのため、肌は「バリア機能を守らなければ」というサインを出し、過剰に皮脂を分泌します。これがニキビの原因となるのです。

調査結果が示した冬のニキビの原因

調査では、「冬にニキビが悪化する原因」として最も多く挙げられたのが「暖房による乾燥」で、67.5%の人がこれを認識していました。そのほかにも、「保湿のしすぎによる油分過多」や「マスクによる蒸れ」が44.8%を占め、様々な要因が絡んでいることが分かります。しかし、根本的な乾燥による皮脂の過剰分泌に対する理解は約3割にとどまっています。

冬ニキビのケアの難しさ

調査ではまた、「乾燥対策とニキビケアを両立することが難しい」と感じている人が72.3%にも上る結果が出ました。多くの人が冬用のスキンケアに変えると、逆にニキビが増えるというジレンマを抱えています。

このように、冬季のニキビケアは、保湿とニキビ対策が相反するように見え、どちらを優先すべきか迷う方が多いのです。専門家のアドバイスに従うことが重要です。

専門医への相談が鍵

皮膚科専門医への相談を希望する人は64.3%ですが、「費用が心配」や、「ニキビくらいで行くのはためらう」という声も多く聞かれます。ニキビは皮膚疾患の一つであり、放置すると後々大きな問題になることも考えられます。

医療法人社団鉄結会の高桑康太医師によると、「冬のニキビはUゾーン（あごやフェイスライン）に集中しやすい」とのこと。これはマスクやマフラーの摩擦が影響しているのも一因だそうです。繰り返すニキビや、赤み・跡が気になる方は、専門の医療機関に相談することを強く勧めています。

クリニックの取り組み

アイシークリニックでは、肌質や症状に応じた適切な治療プランを提供しており、皮膚科専門医によるカウンセリングを行っています。保険診療にも対応し、内服薬や外用薬、さらにはレーザー治療など幅広い治療法を用意しています。

冬のニキビに悩んでいる方、適切な治療で冬の肌トラブルから解放されましょう。気軽にご相談ください。