岡山大学と国立アスンシオン大学が協定を締結
国立大学法人岡山大学(所在地:岡山市北区、学長:那須保友)は、2024年12月11日にパラグアイ共和国の国立アスンシオン大学と新たな協定を締結しました。この協定は両大学の教育と研究の発展、さらには学生や教職員の交流を促進することを目的としています。岡山大学がパラグアイの大学と協定を結ぶのは初めての試みであり、その意義は大きいと言えます。
締結式は、アスンシオン大学で行われ、双方の学長や副学長、また在パラグアイ日本国大使館の関係者らが出席しました。約40名の関係者が見守る中、那須学長とズリー・ベラ学長が協定書に署名し、両大学の新たな絆が結ばれました。
両学長の熱い思い
ズリー学長は、今回の協定が双方の大学の関係をより深め、さらにはパラグアイにおける教育や文化の交流にも寄与することを期待しています。「この協定が新たな交流の機会となり、多くの学生や教職員が恩恵を受けることを願っています」と述べました。
一方、那須学長は「両大学の関係がさらに深まり、新たな未来を共に創り上げていくことに自信を持っています」と語り、協定の重要性を強調しました。
教育・研究の新しいステージへ
今回の訪問では、アスンシオン大学附属病院の視察やJICA海外協力隊との意見交換が行われ、この協定が教育や研究のみならず、地域の産業界とも連携した幅広い交流へと発展することが期待されます。岡山大学はこの協定を基に、国際的な教育プログラムや研究の強化を図る方針です。
岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学として、持続可能な開発目標(SDGs)にも取り組んでおり、国際的視野のもと、地域と地球の未来を共に考えていく姿勢を大切にしています。今後は南米地域の他の大学とも留学生交流を積極的に推進し、多様な文化の理解を深めていく予定です。
期待される成果
この協定により、岡山大学とアスンシオン大学との間で新たな教育・研究プログラムが開発され、教員・学生の交流が促進されることが期待されています。特に、地域の産業界との連携を強化することで、双方の大学が持つ知識や技術のシナジーを生かすことが可能になり、さらなる発展が見込まれています。
岡山大学の国際的な取り組みは、地域社会にとっても大きな影響を与えるでしょう。両大学の協力を通じて培われる新たな知識や技術は、地域の発展にも寄与することに期待が高まります。今後の岡山大学の動向に注目が集まる中、その活動が地域にどのような波及効果をもたらすのかが楽しみです。