埼玉・大宮に新たな学びの場！介護と美容を融合した専門スクールが開校

介護と美容が融合した新たな専門スクール

埼玉県さいたま市に、介護と美容を融合した専門スクール「介護美容研究所大宮校」が2025年10月に開校します。この新しい学びの場は、高齢者の生活の質を向上させる「ケアビューティスト」という専門職を育てるための拠点としての役割を果たします。

株式会社ミライプロジェクトが運営する「介護美容研究所」は、すでに全国で多くの卒業生を輩出しており、介護現場における美容ケアの重要性は年々高まっています。高齢者に向けた美容の提供が、身体だけでなく心のケアにもつながるという考え方が広がりを見せており、特にネイルやハンドトリートメント、メイクサポートといったサービスが高く評価されています。

介護現場における美容ケアの普及

日本では高齢化が進み、介護の現場におけるアプローチが多様化しています。心のケアや生活の楽しみを大切にしたサービスが求められる中、美容の力を利用した「美容ケア」がその一翼を担うようになっています。こうした施策は、認知症や要介護状態の高齢者に笑顔をプレゼントし、自尊感情や社会参加意欲を高める内容が期待されています。

そのため、美容の専門家である「ケアビューティスト」の存在が不可欠となってきており、介護と美容のスキルを兼ね備えた職業への需要が急増しています。未経験で新たなキャリアを考えている方や、子育てを終えた主婦、リスキリングを目指す看護師・介護士など、さまざまなバックグラウンドを持つ方が受講を希望しています。

増える卒業生と受講生の数

介護美容研究所は、従来の教育機関と違い、実践的な内容を重視している点が特徴です。全国では介護美容サービスが急速に普及しており、その導入施設数は2021年の39件から2024年には446件に増加。利用者数も同様に劇的な増加を見せ、卒業生数も2021年の311名から2024年の1,116名へと伸びています。こうしたニーズに応える形で、新たな大宮校の開校が期待されています。

地元での活躍を誓う卒業生

実際に卒業生の中には、地域で活躍し続けている方々もいます。三芳町在住の豊島加奈さん（45歳）は、在宅介護を経験し、美容を通じた心のケアに目覚めました。卒業後は自ら個人事業を開設し、川越市やさいたま市の高齢者施設でネイルケアやハンドトリートメントなどの施術を行っています。豊島さんは「利用者の方に寄り添った瞬間が、私にとってのやりがいです」と語り、今後は医療職との連携を通じて美容をケアの一環として機能させる活動を広げたいとインタビューで述べています。

介護美容研究所大宮校の詳細

「介護美容研究所大宮校」は、2025年10月の開校を予定し、受講生は2025年5月下旬から募集中です。場所は、埼玉県さいたま市大宮区桜木町にあり、JR大宮駅から徒歩5分の好立地です。対象は中学校卒業以上の方で、自分のペースで学べるよう多様なコース設定があります。修了後は「ケアビューティスト」として活躍できる道が開かれます。

受講を希望される方は、公式のWEB説明会予約ページより詳細を確認し、ぜひ次世代のケアビューティストとしての第一歩を踏み出してください。