障害を超えたコミュニケーションの可能性を探る
東京都新宿区に拠点を持つ認定NPO法人東京盲ろう者友の会と、埼玉県越谷市に位置する文教大学教育学部発達教育課程 特別支援教育専修教員チームがコラボレーションし、映画『桜色の風が咲く』の上映と、実際のモデルである福島智さんによる講演を行います。本イベントは、盲ろう者がどのように「言葉」と「人」と関わっているのかを考える貴重な機会です。
映画の内容
『桜色の風が咲く』は、視覚や聴覚を失った福島智さんが、母の令子さんと共に新たなコミュニケーション手法「指点字」を開発し、世界と再びつながる姿を描いた感動的な物語です。言葉の力、人の支え、そして学びの意義を深く問い直す作品で、多くの人々に勇気を与えています。映画は、バリアフリー字幕が付いており、UDCastに対応しているため、イヤホンを使った音声ガイドも利用可能です。
講演者:福島智さん
福島智さんは東京大学先端科学技術研究センターの特任教授であり、9歳の時に視力を失い、18歳で聴力を失いました。専門は障害学で、全国盲ろう者協会の理事も務めています。著書には『盲ろう者として生きて』や『ぼくの命は言葉とともにある』などがあります。福島さんの講演では、彼自身の経験に基づくリアルな語りと、質疑応答を通じて、より広い視点でのコミュニケーションの重要性が語られます。
参加概要
本イベントは
2024年11月3日(月・祝)の午後、文教大学越谷キャンパスにて開催されます。
- - 日時: 2024年11月3日 13:00~16:00(開場12:30)
- - 会場: 文教大学越谷キャンパス 8号館 5階 8501教室
〒343-8511 埼玉県越谷市南荻島3337
- - アクセス: 東武スカイツリーライン 北越谷駅から徒歩約10分
- - 参加費: 無料(事前申し込みが必要)
対象者
このイベントは、教育、福祉、心理、社会、メディア、情報、デザインなどの分野に興味のある学生や教職員、また多様性、アクセシビリティ、コミュニケーションに関心のある一般の方々にぜひ参加していただきたい内容です。また、子育てや介護、地域活動、ボランティアに従事されている方や、盲ろう者を支援したい方、企業の人事・DEI担当者にもおすすめです。
申し込み方法
参加希望の方は、
こちらのフォームからお申し込みください。必要に応じて、情報保障や座席配慮の要望もお知らせいただけます。定員は100名で、満席次第受付を締め切りますが、余裕がある場合は当日受付も行います。
お問い合わせ
イベントに関する質問や情報保障については、文教大学教育学部発達教育課程特別支援教育専修の佐々木まで、E-mail: jsasaki★bunkyo.ac.jp(★を@に置き換えてください)でご連絡ください。また、助成事業全般や盲ろう者についてのお問い合わせは、東京盲ろう者友の会へお電話(03-6228-1282)またはE-mail: tokyo-db★tokyo-db.or.jp(★を@に置き換えてください)にてどうぞ。
このイベントを通じ、実際に盲ろう者のコミュニケーションに触れ、理解を深める貴重な機会にぜひご参加ください。