ケイアイチャレンジドアスリートチームによるパラスポーツ体験会
2025年7月12日、埼玉県深谷市の花園農業者トレーニングセンターで、ケイアイチャレンジドアスリートチームが主催するパラスポーツ体験会が開催されました。このイベントは今年で5回目を迎え、正智深谷高等学校の生徒たちに向けて行われました。今回の参加者は、同校からの10名の生徒と、ケイアイチャレンジドアスリートチームからは大嶋義昭選手、森紀之選手、橘貴啓選手の3名が講師として参加しました。
この体験会の主な目標は、参加した生徒たちにパラリンピックやデフリンピックの魅力を伝え、障がいに対する理解を深めることです。体験を通じて、パラスポーツの魅力を感じてもらい、より身近に感じていただくことを目指しています。生徒たちは、車いすバスケットボールと車いすバドミントンの2種目を体験しました。
車いすバスケットボールがもたらす新たな視点
体験会はまず、車いすバスケットボールからスタートしました。生徒たちは日常的に使う車いすと競技用の車いすの違い、そして競技のルールについて教わりました。その後、実際に競技用車いすに乗ってドリブル練習やシュート練習を行い、生徒全員で試合に挑戦しました。
初めての競技用車いす体験に戸惑いながらも、生徒たちは次第に上達し、講師たちも驚くようなプレーを見せる子も出てきました。この体験は、普段は感じられない新たな視点を得る貴重な機会となりました。
車いすバドミントンで感じる楽しさ
次は、車いすバドミントンに挑戦しました。立ってプレーするバドミントンと比較して、車いすに座った際のラケットの位置が低く、初めはシャトルがネットに引っかかることが多かったです。それでも、生徒たちは次第に技術を身に着け、笑顔でラケットを振る姿が印象的でした。*
橘貴啓選手のコメント
橘貴啓選手は「体験会を重ねることに喜びを感じています。今年は少人数でしたが、その分質の高い指導ができたと思います。また、車いすバドミントンも楽しんでもらえたようで嬉しい限りです」と語りました。車いす操作とラケットワークの難しさに苦戦しながらも、笑顔での挑戦が多かった体験会を意義深いものにしました。
今後の展開
今後、ケイアイチャレンジドアスリートチームは、さらなるイベントや体験会を通じて、パラスポーツの普及や障がい者アスリートへの理解促進に努める所存です。地域と連携しながら、より多くの方々にパラスポーツの魅力を伝えていく活動を続けていく予定です。
ケイアイチャレンジドアスリートチームについて
「日本一挑戦するアスリートチーム」を目指すケイアイチャレンジドアスリートチームは、2019年に発足し、現在9名のパラアスリートが所属しています。デフフットサルや車いすバスケットボールなどの多様な競技において活躍し、高いレベルのトレーニングを行いながら、地域社会への啓発活動にも力を入れています。過去には4,000名以上の方々が体験会に参加され、身体障がい者スポーツの普及に寄与してきました。
会社概要
ケイアイチャレンジドアスリートチームは、ケイアイスター不動産株式会社の一部、企業理念は「豊かで楽しく快適なくらしの創造」です。同社は首都圏を中心に高品質な住宅を提供することに注力しており、今後も地域貢献へも力を入れていく方針です。公式ホームページでは、これまでの活動や最新情報が更新されていますので、ぜひ訪れてみてください。